米国の辛辣(しんらつ)なトークショーの司会者やコメディアンは、米大統領選で民主党の指名候補を確実にしているバラク・オバマ上院議員(46)が、ジョークのネタにならないといって困っている。米国では、政治家はもちろん、芸能人や識者など著名人が、例外なくジョークのネタになる。共和党の大統領候補に内定したジョン・マケイン上院議員(71)は高齢であることをネタにされ、ジョージ・W・ブッシュ大統領(62)は、とぼけたような言動がちゃかされない日はないほどだ。そんな中で、オバマ氏はかなり珍しい存在になりつつある。 トークショーの司会者らが苦悩する状況に米誌ニューヨーカー(7月21日号)が突破口を開かんとばかりに大胆なイラストを表紙に掲載した。描かれたのは、イスラム過激派のテロリストにみたてられたオバマ氏とミシェル夫人(44)。ホワイトハウスの大統領執務室(オーバルオフィス)でイスラム教徒とみられる衣装に