広島県の小学校内で教え子に乱暴したとして、強姦(ごうかん)や強制わいせつなどの罪に問われた元教諭、森田直樹被告(43)が11日、広島地裁で開かれた公判で「(女児はわいせつ行為を)嫌がらないと思った」と述べた。 弁護側の被告人質問で、教諭になって2年目からわいせつ行為を始めた経緯を説明。「女児はよくひざの上に甘えて乗ってきた。体に手が当たっても嫌がらず、触っていいかと聞くといいと言われた」と述べた。 起訴状によると、森田被告は教諭だった平成13-18年、校内や乗用車内で女児10人に乱暴したり、体を触ったりするなど95回のわいせつ行為があったとされる。奥田哲也裁判長は、被告に広汎性発達障害の傾向があるとする弁護側の犯罪心理鑑定書などを証拠採用した。