米カリフォルニア州サクラメントで開かれた記者会見で州予算関連の質問に顔をしかめるシュワルツェネッガー州知事=2月18日(AP=共同) 米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事(61)の人気が落ち込んでいる。悪化する州財政の再建に向けた増税や教育費削減、公務員解雇などに批判が集中。人気俳優から転身して6年目に入り、最大の試練に立たされている。 カリフォルニア州では財政赤字が来年6月末には420億ドル(約3兆9700億円)に上る見通しだった。そのため知事は教育・福祉予算のカット、公務員の人員解雇や増税などにより約150億ドルの支出削減策を盛り込んだ予算案を州議会に提出、2月に可決された。 これに公務員や教職員が反発。過去に「増税はしない」と公約したにもかかわらず消費税など約125五億ドルの増税実行となったため、身内の共和党議員や支持者からも批判が噴出し、2年前に60%だった支持率は最新の世