京都朝鮮第一初級学校(京都市)で昨年12月、市民グループが拡声器で大声を上げる“抗議行動”をした問題で、京都弁護士会(村井豊明会長)は19日、「教育を受ける権利を侵害するものだ」との声明を発表、鳩山由紀夫首相らに送付した。 声明は、学校を批判する行為として許される範囲を超えた「脅迫的言動」と指摘。差別を助長し、関係者に不安や恐怖を与えたとしている。 弁護士会によると、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)のメンバーが昨年12月4日午後、授業中に校門前で「スパイの子どもやないか」などと約1時間、大声を上げた。在特会は、近くの公園を学校が利用していたことを「不法占拠」だと批判していたという。