パナソニックは21日、グループの国内従業員を、2010年3月末の15万3千人から、13年3月末までに約1割削減する方針を明らかにした。三洋電機やパナソニック電工との組織統合に伴う合理化の一環で、重複する事業の売却や希望退職の募集で対応する。 パナソニックは、世界全体の従業員を10年3月末の38万5千人(うち三洋10万5千人、電工5万6千人)から、35万人以下に減らすことを4月に発表している。国内と海外の内訳は公表していなかったが、今回は、国内外を区別せず、ほぼ同じ比率で削減する方針を明らかにしたもの。国内で1万数千人の規模となる見通し。