透析中にチューブ外れる、千葉、６６歳男性重体 - MSN産経ニュース千葉県香取市の国保小見川総合病院で今月中旬、人工透析治療中に血液を循環させるチューブが透析装置から外れ、同市の男性（６６）が意識不明の重体に陥っていたことが２２日、分かった。 病院によると、装置は昨年８月に導入。チューブは引っ張るなど少しの力で外れ、ロック機能もない。警報装置がついているが、当時は作動しなかったという。 同病院が医療事故として２０日、香取署に届け、同署が業務上過失致傷の疑いで捜査している。 男性は１４日午後から集中治療室で人工透析を受けていた。翌１５日午前１時４５分ごろ、担当の看護師が血液を体に戻すチューブが透析装置から外れているのを見つけた。約２リットルの血液が床に漏れていたという。同１時すぎに看護師がチューブを確認した際には異常はなかった。 男性は依然として意識不明。同病院の石毛茂事務長は「男性には誠心誠意対応し、再発防止に全力を挙げたい」と話している。
