肺のないカエルが生息 - MSN産経ニュースインドネシアのカリマンタン（ボルネオ）島に肺のないカエルが生息することを、シンガポール国立大などの研究グループが確認した。肺のないサンショウウオやアシナシイモリは知られているが、カエルでは初という。肺の代わりに皮膚で呼吸しているとみられる。 このカエルの存在は１９７８年に最初に報告されたが、グループは２００７年、カリマンタン島西部の奥地で群れを見つけた。体長約２．７〜５．１センチ、重さ２．２〜１３．５グラムの８匹を解剖、肺がないことを確かめた。 新陳代謝が低く、酸素を多く含んだ冷たい流水という生息環境に適応したらしい。生息地では樹木の伐採や違法な金の採掘による水の汚染が進んでおり、絶滅が心配されるという。
