◆「英語部に」笑顔 車いすの谷口明花(めい・か)さん(12)=下市町=が下市中学への入学を拒否された問題は21日、明花さん側の希望がかなう形で決着した。正式の就学通知書を受け取り、記者会見を開いた明花さんは初めての会見に緊張しながらも、「入りたいクラブは英語部。男の子しかいないけれど、男の子とも仲良くしたい」と笑顔を見せた。 明花さんは、自宅で一人で学習している間に一番つらかったのは「友達に会えなかったこと」と話し、好きな韓国ドラマで気を紛らわせていたと明かした。町側が仮入学を認めた今月3日から11日間学校に通い、終業式の17日には通知表も受け取った。「問題は数学」というが、「うれしかった」とはにかんだ。実際に行った学校は、想像したより「先生の声が大きかった」といい、たくさんの宿題が出て「リハビリする時間がなくなって筋肉が衰えてきました」とうれしい悲鳴もあげた。夏休み中も補習のため