JR京浜東北線の王子駅(東京都北区)で、南口改札のトイレの排水管が下水道につながれず、近くの石神井川に汚水が垂れ流されていたことがわかった。16日、北区議会で採り上げられた。都は下水道法に基づきJR東日本を指導することにしており、区も調査に乗り出した。 都下水道局によると、今月2日、近くの下水道工事の事前調査で垂れ流しがわかった。区議会で質問した区議(共産)によると、30年ほど前から垂れ流されていた可能性があるという。 北区も16日、JRの担当者を呼び、調査を始めた。石神井川近くの住民からは以前から悪臭の苦情が寄せられており、区は関連を調べる。 JRは5日にこのトイレの使用をやめ、くみ取り式の仮設トイレを設置した。