中国経済減速、09年は7.5%見通し 世銀が下方修正2008年11月25日18時21分印刷ソーシャルブックマーク 【北京=琴寄辰男】世界銀行は25日発表した報告書で、中国の09年の経済成長率見通しを、6月時点での予測の9.2%から7.5%へと下方修正した。世界的な金融危機の影響で、10年末までに4兆元(約57兆円)を投じる中国政府の景気刺激策の効果を織り込んでも、減速は避けられないとみている。 7.5%は、中国政府が雇用確保、社会安定に必要な政策目標とする「8%」を下回る。国際通貨基金(IMF)が6日発表した見通し(8.5%)よりも厳しい見通し。 報告書は、中国政府の景気刺激策が「(輸出など)ほかの分野の弱含みを一定程度打ち消せる」とし、刺激策を含む政府の財政支出が09年の成長率を4%程度押し上げると予測。だが、世界金融危機の影響による輸出の減速が1%の押し下げ要因になる可能性があるほか、