はっきり聞き取れる声や音 ＮＴＴ主導の広帯域音声符号化方式が国際標準採用 - MSN産経ニュースＮＴＴは６日、従来の電話より広い音声帯域での通話を可能にする広帯域音声符号化方式が、ＩＴＵ−Ｔ（国際電気通信連合の電気通信標準化部門）の国際標準に採用されたと発表した。ＮＴＴが音声方式の国際標準をとるのは、平成８年以来１２年ぶり。新方式は３月から商用化される次世代ネットワーク（ＮＧＮ）での高音質ＩＰ電話でも導入されそうだ。 電話で音声を伝えるためには、音声を信号に置き換える符号化が必要だが、新方式は現在、世界に広く普及している音声符号化方式の機能を拡張したもの。 これまでの電話では３００ヘルツ〜３・４キロヘルツの音声を再生できるのに対し、新方式は５０ヘルツ〜７キロヘルツで音声を再生できる。より広い帯域の再生を可能にしたことで、言葉がよりはっきり聞き取れ、互いの肉声の伝わり方も臨場感が増すという。特に高帯域を拡張したため、これまでは聞こえなかった鳥や虫の声も聞き取れる。 ５０ヘルツ〜７キロヘ
