唐津署から感謝状を贈られた(左から)野崎早人さん、野崎真由美さん、野崎初男さん=17日、佐賀県警唐津署、谷川写す一攫千金を夢見て訪れる人が絶えない宝当神社=佐賀県唐津市高島、谷川写す 「宝くじの神様」と評判を呼んでいる佐賀県唐津市高島の宝当(ほうとう)神社で先月、さい銭泥棒の容疑者を取り押さえた島民たちが17日、県警唐津署から感謝状を贈られた。駐在所もない離島で、警察顔負けの見事な連係プレーを発揮したという。 感謝状を受けたのは、島と唐津市街を結ぶ定期船船長の野崎初男さん(59)、神社の巫女(みこ)の野崎真由美さん(28)、氏子総代の野崎早人さん(67)。300人余りの島民の9割が野崎姓という小さな島の逮捕劇だった。 静かな島がにぎわい始めたのは十数年前。宝当神社は100年以上前からあったが、島おこしグループの女性らが手製の巾着(きんちゃく)袋を「宝当袋」の名で売り出すと、その女