化粧品業界に限られていた「口紅効果」が拡散している。口紅効果とは、不況下に少ない費用で相対的に大きな満足が得られる製品に人気が集まる現象を指す。調べてみると、意外な商品が売り上げを伸ばしている。 不景気とウォン安が重なった輸入ブランド業界では、財布、ベルト、スカーフ、携帯電話ストラップなど30万ウォン(約2万2500円)未満の品物の売り上げが30%以上伸びている。ブランド業界ではそうした需要を狙い、「不況用アイテム」商戦に力を入れている。 グッチはキーホルダー用のキャラクター「グッチョリ(Guccioli)」を活用した商品群を増やし、しま模様のひもでできた約8万ウォン(約6000円)の携帯電話ストラップを発売した。ワニ皮バッグで有名なコロンボも最近、携帯電話ストラップを投入した。 派手な下着類の販売も増えている。不景気で春物の服を求めるのが難しくなり、比較的価格が安い下着で買い物欲を