平成11年に東京・江戸川区で女児を誘拐し、逮捕された池迫哲士容疑者(中央の上着で顔を覆っている男)。大阪での出現に府警は戦慄した。「女の子と一緒にいたい」衝動は抑えきれず、「一生刑務所に」と公判で懇願してみせた 路上に捨て置かれたランドセルが、最大級の危機を伝えていた。大阪府内で6月、下校中の女児が何者かに連れ去られ、行方不明になった。遺留品の指紋を照合した捜査員に戦慄が走る。容疑者は「池迫哲士(いけさこ・てつし)」。東京や京都で誘拐事件を繰り返し、過去には女児の殺害を企てたこともある60歳の男だ。出所して大阪に来ていたのか-。大阪府警本部では幹部らの激しい指示が飛んだ。「何としても見つけ出せ。大変なことになる」「女の子といたい」 さかのぼること38年前。出身地の福岡県で昭和50(1975)年に起こした強姦(ごうかん)未遂が池迫容疑者の最初の事件だ。 犯行は次第にエスカレートする。61年、
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