ところが2002年、芸術家のビャチェスラフ・ボロニン氏と、妻で絵画修復家のマリーナ・フロロワ氏が、息子の名前を「БОЧ рВФ 260602」にしようと役所に申請。両親の名前と生まれた日付などを組み合わせた「Биологический Объект Человек рода Ворониных-фроловых, родившийся 26.06.2002 года(2002年6月26日に生まれた、ボロニンとフロロワ種の生物学的物体である人間)」の省略形とされたが、役所側が子どもの人権を考慮するなどして登録を拒否した。2人は役所の対応を不服として民事訴訟を起こしたが、裁判所は理由を明かさないまま審理を却下した。2人の息子はいまだに出生届が受理されていないとみられる。 この一件が社会的な注目を浴びたことなどから、子どもの人権を守るため、奇抜な名前を付けることを規制する必要があるとの機運が国会