居酒屋で無料の水道水を頼む客と店のトラブルが増えている。今回はまったく酒が飲めない下戸なのに酒場が大好きというIT企業役員から、目からウロコの話を聞いた。 前回、居酒屋やダイニングバーで水(水道水)を飲み、アルコールドリンクもソフトドリンクも注文しない客と店のトラブル、いわば「酒場の水問題」について、個人経営の居酒屋に取材してリポートした。問題が顕著になったのは、主な原因は、庶民の可処分所得の低下とSNSをはじめとしたネットサービスの普及にあった。詳しくは、前回のコラムを読んでいただきたい。 世の中には、酒がまったく飲めない下戸にもかかわらず、酒場をこよなく愛しているという人がいる。もちろん飲むのは、アルコールではない。ウーロン茶やジンジャーエールなどのソフトドリンクをお代わりしながら、肴(さかな)に舌鼓を打ち、酔客と語り、笑い、酒場の雰囲気を楽しむ。 例えば、一杯300円のソフトドリンク
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