今年9月27日にLPI-Japanから発表されたリリースによると、Linux技術者認定試験の受験者総数が全世界で延べ15万人に達し、そのうち約6割が日本国内の受験者であるという。Linuxエンジニアのニーズが世界的に拡大している中、なぜ日本で増加が著しいのか。特に、日本でLinuxエンジニアが必要とされる理由、ITエンジニアがLinuxをはじめオープンソース技術開発を学ぶ意義とは何か。LPICの認定をする組織LPI-Japanの理事長 成井弦氏に話を聞いた。 LPIC技術者認定試験(以下、LPIC)の受験者総数のうち、約6割が日本国内の受験者だという。その理由はどこにあるのだろうか。さらに、Linuxを学ぶ意義とは何だろうか。 まず、日本のLPIC受験者数が世界の受験者数の約6割を占める理由についてLPI-Japan 理事長 成井弦氏に尋ねると、次のように答えた。「NEC、日立製作所、富士