食料とエネルギーの価格高騰はまだ落ち着いていない。 2022年1月中旬に太平洋で発生した大規模な火山噴火は、今後も地球に大混乱を引き起こす可能性が高い。 米航空宇宙局(NASA)の専門家によると、トンガの海底火山は爆薬の一種、トリニトロトルエン(TNT)最大18メガトンに相当する驚異的なパワーを放った。これは第二次世界大戦末期に長崎と広島に投下された原爆の何倍もの規模だ。 トンガの海底火山噴火から1年経つが、気候への影響は長引きそうで、今年の農作物に多大な影響を与えるかもしれないと専門家はみている。 問題は爆風によって大気中に5000万トンの水蒸気が放出され、約5%増加したことだ。その水蒸気が気候を混乱させる可能性が高い。 トンガの水蒸気は「数週間で記録的な寒さから記録的な暑さまで気温が乱高下する」原因でもあると、ショーン・ハケットは「ハケット・マネー・フローレポート」のニュースレターの中