参院選投開票日(21日)の深夜、東京都内の開票所で立会人を務めていた公明党区議が絶句しました。積み上がった日本共産党の比例票が上回ったからでした。 力関係動く 共産党は東京の比例代表で、77万2500票(得票率13・71%)を獲得し、自民党に次いで初めて第2党になりました。第6党だった昨年末の衆院選からわずか7カ月半。議席倍増で第3党に躍進した6月の都議選に続き、政党間の力関係が劇的に動いた瞬間でした。 翌22日の昼の新宿駅前。無党派でイラストレーターの女性(52)は共産党の宣伝に駆けつけ、「いいぞ」「頑張れ」と声援を送りました。 駅前は、躍進を喜ぶ多くの聴衆がいました。若い2人連れの男性は当選した吉良佳子さん(東京選挙区)に駆け寄り、「憲法を守って」と激励。入党したいと申し出る人まで現れました。 原発事故後、原発に反対する市民運動に参加。「安倍政権に真っ向からストップをかけてくれるのが共