クロサワ映画が世界で初めてミュージカルになることで話題の新作、 ミュージカル『生きる』が始まる。 本作は、 黒澤明監督が1952年に発表した映画「生きる」を、 グラミー賞受賞の作曲家ジェイソン・ハウランドの音楽、 「アナと雪の女王」などのディズニー映画の訳詞で知られる作家の高橋知伽江の脚本と歌詞、 そしてアジア人として初めてブロードウェイに進出した演出家の宮本亜門の演出でミュージカル化した意欲作。 役所の市民課に30年休まず勤め続ける渡辺課長は、 早くに妻を亡くし息子夫婦と同居している。 そんなある日、 胃がんが発覚し、 自分の人生が残り少ないことを知った渡辺は、 生まれて初めて自分の人生の意味を探し始める。 映画で志村喬(たかし)が演じた主役の市民課長・渡辺勘治は、 ミュージカル界のレジェンド・市村正親と鹿賀丈史がダブルキャストで演じる。 スタイリッシュな舞台セット、 色鮮やかな衣裳の数