『週刊ポスト』2019年3月15日号に掲載された歴史小説家・井沢元彦氏の『逆説の日本史』(以下『逆説』と略す)第1218回は、「井沢仮説を「奇説」「歴史ファンタジー」と侮辱する歴史学者・呉座勇一氏に問う」というものだった。私が朝日新聞に連載中のコラムなどで展開した井沢氏の著作に対する批判に、氏が反論したものである。 この問題について評論家の八幡和郎氏がアゴラ上で論評を加えている。 「週刊ポスト」で井沢元彦氏が呉座氏に公開質問状 井沢氏の公開質問状に対しては『週刊ポスト』誌上で回答する予定であり、それを読んでいただければ私の真意は八幡氏にも伝わると思うが、事前に一点だけお伝えしておきたい。 具体的な批判を控えている理由 八幡氏は前掲記事で 売れたからといって著作態度が安直だとか、監修という言葉が普通と違うとか、井沢氏の著作は学者から見て価値がないとかいう姿勢論でなく、百田氏の書いていることの
最近こんな記事を読んで面白かった。英語なので要約すると、DuchampのReady Madeがもしかしたら他のアーティストのアイデアだったかもしれない、という内容のもの。彼ほどのクリエーターでも「誰か他の人のアイデア」だっただの、「アレオレ」だの言われるんだなと。面白いのは記事だけじゃなくて、コメント欄でその説を論破している人などがいて議論が続いていること。さらには誰も100%は証明できていなくて、それを含めて興味深い記事になっている。同じ構図が(もっと小さいケースで)今でもクリエーター界隈では頻繁に起きている。 モノづくりを生業とされていない方には多分本当にどうでもいいことに聞こえるかもしれないのですが、モノづくりをする人間にとっては誰のアイデアだったか、みたいなことが実は刀の銘と同じくらい大切にされている。それもあってクレジットの記載の誤差やら、アレオレ問題(業界に横行している、本当は
VG+編集部 更新日2020.01.31 「男性読者への配慮は?」女性SFファンタジー作家メアリ・ロビネット・コワルの返答が話題に 「男性読者にどれほど配慮しますか?」 メアリ・ロビネット・コワルのツイートが話題に SFファンタジー作家のメアリ・ロビネット・コワルが、とあるパネルディスカッションでの一幕についてツイートし、話題となっている。 A panel moderator asked, “With a female protagonist, how much do you worry about making the book appeal to male readers?” About as much as a male writer worries about writing books that appeal to women. pic.twitter.com/mNFzYyTSK
昨今の将棋人気でファンの裾野が広がるなか、対局以外の事柄についても注目されることが増えている。対局中の食事やおやつをはじめ、ファッションや趣味に至るまで……。そうした話題からは棋士の人柄が垣間見えることもあり、将棋のルールに詳しくなくとも興味深い。 今回着目するのはメガネである。棋士にとっては、ときに勝負を左右することもある重要なアイテムだ。話を訊いたのは、日本将棋連盟会長も務める佐藤康光九段。じつはメガネにまつわるエピソードに事欠かない佐藤氏が語る、将棋とメガネの関係性とは? 将棋盤がぼやけていた小学生将棋名人戦 ―― メガネをかけるようになったのは、いつ頃からですか。 佐藤 小学校高学年のときには、もうメガネをかけていました。でも、6年生で小学生将棋名人戦に出たときには、気恥ずかしくてメガネをかけなかったんです。ですから、将棋盤がぼやけて見えていた記憶があります。今も、かなり近視が強い
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