2018年5月31日、AWS Summit 2018において「機械学習を用いた編集業務の生産性向上への取り組み」というセッションを披露した朝日新聞社。メディアの激変にテクノロジーに立ち向かう同社のエンジニアが、機械学習を用いた編集業務の省力化・自動化について説明した。 現場の課題を解消する実用度の高い機械学習活用 セッションは登壇者の自己紹介と組織の説明からスタートする。前半に登壇した落合隆文氏が所属する情報技術本部は、朝日新聞社内のITエンジニアを統合し、2015年に発足した組織で、新聞製作や社内業務、「朝日新聞デジタル」のシステム開発などを担当。また、「ICTRAD」と呼ばれる本部横断チームで、機械学習を用いた研究開発にも取り組んでいるという。 落合氏らのチームは、おもに現場の課題を聞き取り、社内サービスを構築。まずはプロトタイプからスタートし、ニーズのあるものは本番サービスに仕上げて