20歳のとき、電車事故で両脚と利き腕を失った山田千紘さん。現在は航空関連会社で正社員として働くかたわら、1年前に開設したYouTubeチャンネルは登録者数10万人を突破した。昨今はパラアスリートへの称賛が集まる一方で、「発言する障害者」に批判が浴びせられることも少なくない。それは、初の著書『線路は続くよどこまでも』を刊行し、ますますメディア露出が増えている山田さんも同様だ。それでも山田さんが発信をやめない理由を聞いた。 手足3本を失った電車事故、絶望から立ち上がり「左手1本」で一人暮らし 9月に30歳になった山田さんは、義足と義手を駆使しながら、都内で一人暮らしする会社員。平日は自作の弁当を持って電車通勤し、休日には掃除や洗濯といった日常ルーティーンをこなす。趣味は一人旅で、コロナ前は「思い立ったら即行動」とばかりに弾丸旅行にもよく出かけていた。 YouTubeチャンネル『山田千紘 ちーチ