なぜ 働くのか お金を えるためか お金は ほしい でも 体を 精神を 壊しては どうしようもないじゃないか 体が 精神が 壊れそうなほど 働いているのは なぜか そんなに 働くのは なぜか 仲間外れに されたくないからだ 普通の マンション 普通の 食事 普通の 結婚 普通の 子どもを持ち 普通に 教育を授け 普通に 老いて 普通に 死んでゆく みんなと 大きく違わない 普通の暮らし みんなと 同じように 生きているという 感覚 それを あきらめることが できないのだ 普通のためなら ぼくは 自分自身を ぶち壊すことだって やりかねないのだ それが 労働だ