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ブックマーク / pikao.hatenablog.com (198)

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    映画『マスコット』(監督:クリストファー・ゲスト)観賞。★★★★。 CHRISTPHER GUSET IS BAAAACK! クリストファー・ゲストの10年ぶりの長編映画。彼の監督作は「映画についての映画」である『ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦!! 』(ジェニファー・ジェイソン・リーが素晴らしい)から始まって、同じく「映画についての映画」である『For Your Consideration』を最後に新作が途絶えていたので、すでに円環が閉じてしまった感があり、新作を諦めていたファンも多いはず。だからこそ、こうやって彼に再びメガホンを握らせたNetflixにはひたすら感謝しかない。しかも『For Your Consideration』では封印していたお得意のモキュメンタリー・スタイルを解禁させての復活である。お馴染みのクリストファー・ゲスト組の連中も再び顔を揃えており、メンバーの加齢がクリ

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    okbc99 2016/10/14
    クリストファー・ゲストの新作が Netflix に登場してたのか
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    昨年のアルバムだけど、フランスのシンガー・ソングライターのジェイン(Jain)の『Zanaka』は最高っすね。エイミー・ワインハウスを彷彿させる歌声/メロディ・センス(「You Know I'm No Good」のカヴァーあり)、キンブラやレジーナ・スペクターと共振する実験性、現代版『Graceland』のようなヒップホップでエレクトロニックでアフリカンなビート(子供の頃からフェラ・クティやユッスー・ンドゥールを聴いて育ったらしい)。そして全10曲で33分。完璧です。

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    okbc99 2016/08/27
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    映画『ブロンズ! 私の銅メダル人生』(監督:ブライアン・バックリー)観賞。★★★★★。 またまたデュプラス兄弟の製作作品。かつての銅メダリストだが、足の故障により選手生命を断たれたホープ(メリッサ・ラウシュ)。過去の栄光にすがって生きている彼女が後進の指導にあたることになって…という体操選手版『ヤング≒アダルト』。ただし、『ヤング≒アダルト』が「故郷を出た人間の物語」だったのに対して、こちらは「故郷を出られなかった人間の物語」。そして「夢が終わったらどうやって生きていくの?」という話でもある。 体操に人生の全てを費やしてきて無学なホープは、いわゆる「ツブシがきかない」人物ってやつだ。TVシリーズ『ビッグバン★セオリー』で長年に渡って助演を務めてきたメリッサ・ラウシュは、その身長の低さ(150cmしかないらしい)などもあって演じる役柄がある程度固定されてしまっている感がある。それならばとメリ

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    okbc99 2016/08/05
    “メリッサ・ラウシュ自身が脚本を書いた本作は、つまりシルヴェスター・スタローンにとっての『ロッキー』のような位置付けにあたる作品”
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    映画『シング・ストリート 未来へのうた』での50年代風プロムの場面は、劇中では『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に言及しているけれど、これは分かりやすい例だから挙げているだけで、当の元ネタはポール・マッカートニーの1984年の映画『ヤァ! ブロード・ストリート』での「Ballroom Dancing」の場面ではないかと思っている。PV撮影がファンタジーへとシームレスに繋がっていったりとか、ダンス・パーティの途中で決闘が始まったりするところも含めて物凄く似ているんすよね。さらに言えば、『シング・ストリート』はラストに「For brothers everywhere(世界中の同胞に捧げる)」というクレジットの出る、世界中のアイルランド系移民に捧げられた映画*1。ポール・マッカートニーはPaul 「Mc」Cartney という綴りからも分かるようにアイルランド系移民の血筋なわけで、彼に対して意

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    okbc99 2016/07/14
    『シング・ストリート 未来へのうた』の献辞"For brothers everywhere"は、そのまま「世界中の兄弟たちへ」という意味に取っていた。
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    ナードマグネット/CRAZY, STUPID, LOVE ★★★★★ こういう真にインターナショナルなパワー・ポップ・センスを持つバンドがようやく全国区の舞台に躍り出たのは感慨深いものがあるな。「真にインターナショナルなパワー・ポップ・センス」とは、全盛期のウィーザーやモーション・シティ・サウンドトラックを彷彿させるソングライティングやサウンド・メイキングのセンス、映画『ラブ・アゲイン』の原題を初の全国流通盤のタイトルに名付けたり、ケヴィン・スミス(「チェイシング・エイミー」)やウェス・アンダーソン(「BOTTLE ROCKET」)にオマージュを捧げたナンバーを作ってしまう、カルチャーに対する確かな審美眼といったところだ(アルバムには未収録だが、エレン・ペイジにオマージュを捧げた「いとしのエレノア」というナンバーもある)。全10曲30分という潔さも素晴らしい。アンラバブルズ風のナンバー(「

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    okbc99 2016/05/18
    “映画『ラブ・アゲイン』の原題を初の全国流通盤フル・アルバムのタイトルに名付けたり、ケヴィン・スミス(「チェイシング・エイミー」)やウェス・アンダーソン(「BOTTLE ROCKET」)にオマージュを捧げたナンバーを作って
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    映画『Etz Limon(英題:Lemon Tree)』(監督:エラン・リクリス)観賞。★★★★。 パレスチナ人の未亡人が所有するレモン畑にイスラエル軍が侵入し、「国防上の理由から」フェンスを設置。彼女は自分のレモン畑に入ることができなくなって…という(『シリアの花嫁』の延長線上にある)政治的な不条理ドラマ。つまりこの物語自体がイスラエルとパレスチナの政治状況のメタファーになっているわけだ。特に、両国の間で何が起きているのかを間接的な手法で完璧なまでに描き切った、真にイマジネイティヴなラスト・シーンには圧倒された。これこそが映画の持つ力ってもんでしょう。主演を務めたヒアム・アッバス(『扉をたたく人』)の凜とした存在感も特筆もの。そして、映画を観終わった後には(ピーター・ポール&マリーのデビュー・シングルとしても有名な)「Lemon Tree」の儚くも美しい響きがいつまでも胸に残り続けるのだ

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    okbc99 2016/03/12
    “映画『Etz Limon(英題:Lemon Tree)』(監督:エラン・リクリス)観賞。★★★★。 パレスチナ人の未亡人が所有するレモン畑にイスラエル軍が侵入し、「国防上の理由から」フェンスを設置。彼女は自分のレモン畑に入ることがで
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    すでにアメリカでは大きな社会現象を巻き起こしているNetflixのドキュメンタリー『殺人者への道』。とんでもなく杜撰な捜査が行われ、あのような「冤罪事件」が起こってしまうアメリカの怖さ(もちろん、これはアメリカだけに限った話ではなくて、「村社会からはみ出している人間がスケープゴートにされる」という日でも起こりうる話だし、全然他人事じゃない)、そして10年の歳月をかけてその事件についての緻密なドキュメンタリーを制作し、全世界に向けて大々的に公開することによって間違いを正そうとする勇敢さ。アメリカの最低な部分と最高な部分が一気に押し寄せてきて心底圧倒された。良質な裁判ドラマを観ているかのような非常に論理的な構成・展開も素晴らしい。救われるのは、スティーヴンの弁護士達のように世の不正に対して気高く戦い続けている人々がいるって事実だな。こういう最低な世界で、おいらも道を踏み外さずに、決して諦める

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    okbc99 2016/01/15
    『殺人者への道』について
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    2015年の映画ベスト11です。 01.『パレードへようこそ』(マシュー・ウォーチャス) 02.『マイ・インターン』(ナンシー・マイヤーズ) 03.『プリデスティネーション』(スピエリッグ兄弟) 04.『パレード』(スルジャン・ドラゴエヴィッチ) 05.『McFarland, USA』(ニキ・カーロ) 06.『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(タイカ・ワイティティ&ジェマイン・クレメント) 07.『キングスマン』(マシュー・ヴォーン) 08.『チャッピー』(二ール・ブロムカンプ) 09.『はじまりのうた』(ジョン・カーニー) 10.『バタード・バスタード・ベースボール』(チャップマン・ウェイ&マクレーン・ウェイ) 11.『トップ・ファイブ』(クリス・ロック) 『トップ・ファイブ』はヒップホップ版『ビフォア・サンセット』です。

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    okbc99 2016/01/03
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    映画『Amy』(監督:アシフ・カパディア)観賞。★★★★。 エイミー・ワインハウスのキャリアを追ったドキュメンタリー映画。何となく予想できたとはいえ、幸せな楽しい時間は最初の30分ほどで、残りの1時間半は皆が知る「悲劇」に向けてひたすら突き進んでいく辛すぎる内容だった。当然、観客はその成り行きをただただ見守ることしかできないという。 こうして彼女の生涯を知ると、とことん人との出会いに恵まれなかった人生だなあ、と。もちろん最大の悪人は彼女の元夫のブレイクなんだが、代表曲「Rehab」の中で「パパだって『お前はリハビリになんて行かなくても大丈夫だ』と言ってるし」と歌われていた彼女の父親も相当に酷い奴ですよ。そんな中でモス・デフと育まれた友情はほとんど唯一の希望のようにも見えてくる。しかし、イギリスとアメリカで海を隔てた関係だったこともあって、彼女の命を救うまでには至らなかったのが無念極まりない

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    okbc99 2015/12/04
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    映画『バタード・バスタード・ベースボール』(監督:チャップマン・ウェイ&マクレーン・ウェイ)観賞。★★★★★。 原題の『The Battered Bastards Of Baseball』は「野球界のズタボロの私生児達」の意。カート・ラッセルの父親のビング・ラッセルが70年代に設立し、わずか5年で消滅したマイナーリーグの野球チーム、ポートランド・マーヴェリクスの軌跡を追ったドキュメンタリー。 通常、マイナーリーグはメジャーリーグの為の人材育成リーグとしての側面が強いのだが、マーヴェリクスはメジャーリーグのチームとの繋がりを持たない独立球団。資金に乏しい彼等のもとに集まったのは、様々な理由で野球界から拒絶され、挫折を経験してきた人達ばかり。「この球団でなら、自分も野球をすることができるから」。そんな理由で集まってきた「球界のはみ出し者」を積極的に受け入れたポートランド・マーヴェリクスは初戦か

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    okbc99 2015/11/12
    “カート・ラッセルの父親のビング・ラッセルが70年代に設立し、わずか5年で消滅したマイナーリーグの野球チーム、ポートランド・マーヴェリクスの軌跡を追ったドキュメンタリー。”
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    映画『マイ・インターン』(監督:ナンシー・マイヤーズ)観賞。★★★★★。 さすがはナンシー・マイヤーズ!と言いたくなる、ハリウッド映画の洗練の極みというべき超ウェルメイドな一品。ナンシー・マイヤーズのフィルモグラフィー的には『ファミリー・ゲーム』以来の飛び抜けた傑作なのではないだろうか(アレック・ボールドウィンが可愛すぎる『恋するベーカリー』も捨て難いけど)。とはいえ、それまでの展開に比べると、クライマックスが明らかに弱いというのは誰もが思うところだろう。というのは、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイの友情が物語の最大の推進力になっていたのに、クライマックスではデ・ニーロ不在で物語が進行していってしまうから。でも、アン・ハサウェイの「人生のパートナー」はデ・ニーロではなくて旦那なのだからこれはしょうがない。おいらとしては、「人生のパートナー」でなくても、我々は少しづつ誰かの人生に影響を

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    okbc99 2015/10/13
    “さすがはナンシー・マイヤーズ!と言いたくなる、ハリウッド映画の洗練の極みというべき超ウェルメイドな一品。ナンシー・マイヤーズのフィルモグラフィー的には『ファミリー・ゲーム』以来の飛び抜けた傑作なので
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    前回から約10ヶ月のご無沙汰でした。久しぶりに10月17日(土)にオフ会を開催いたします。場所は以前と同様に東京は品川(青物横丁)のおいらの自宅です。 今回は18時10分〜 アンダートーンズなどを世に送り出したベルファストのレコード屋/レコード・レーベルであるグッド・ヴァイブレーションズについての音楽伝記映画Good Vibrations』(監督:リサ・バロス・ディーサ&グレン・レイバーン。日未公開・日語字幕付き)を特集します。『ベルファスト71』と同様なアイルランド情勢を描いた映画であり、英国アカデミー賞およびアイルランド・アカデミー賞にもノミネートされた傑作です(ちなみに、『ベルファスト71』で主人公を助ける元衛生兵を演じたリチャード・ドーマーが主演を務めています)。個人的には『パレードへようこそ』と同種の反骨の映画であると思っています。さらに今回は、特集に来てくれた方全員に「パ

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    okbc99 2015/09/30
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    というわけで、セルビア映画史上の最高傑作とされている『歌っているのはだれ?』を観た。『アンダーグラウンド』と同様に政治的なメタファーが多用されているということまでは理解できるんだが、ユーゴスラビアについての知識が浅いおいらには、それが一体何を指し示しているのかが分からないのだった。しかし、映画としては途轍もなく面白いんだから困ったものだ。デュシャン・コヴァチェヴィッチの諸作でいえば、『Balkanski spijun(英題:Balkan Spy)』なんかはメタファーではなくて直接的に政治的なコメディだから分かりやすいんだけど、分かりやすさイコール面白さ、というわけではないんだよなあ。

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    okbc99 2015/09/27
    “セルビア映画史上の最高傑作とされている『Ko To Tamo Peva(英題:Who’s Singin’ Over There)』”
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    スルジャン・ドラゴエヴィッチの『ボスニア』って、『ジョニーは戦場へ行った』の領域にまで到達することができた数少ない戦争映画の一つだと思うんだけど、日だと未だにDVD化されてないのかー(VHSのみ)。実際、『ボスニア』って昔の記録映像から始まって、負傷兵の混濁した意識を追うかのように時制が行ったり来たるする構成になっていて、かなり『ジョニーは戦場へ行った』の影響を受けていると思うんすよね。クストリッツァの『アンダーグラウンド』が95年、そして『ボスニア』が96年の映画ってのは何とも象徴的ではある。この2で対になっているというか(ちなみに『ボスニア』には、『アンダーグラウンド』の脚家であるデュシャン・コヴァチェヴィッチの1980年の映画『Ko To Tamo Peva(英題:Who's Singin' Over There?)』へのオマージュが込められているらしい。ユーゴスラビア/セルビ

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    okbc99 2015/09/27
    “スルジャン・ドラゴエヴィッチの『ボスニア』って、『ジョニーは戦場へ行った』の領域にまで到達することができた数少ない戦争映画の一つだと思うんだけど、日本だと未だにDVD化されてない”
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    映画『パレード』(監督:スルジャン・ドラゴエヴィッチ)観賞。★★★★★。 パレードを守れ! セルビアのゲイ・プライド・パレードを警護する為に、ユーゴスラビアの元軍人達が呼び集められるが…という『パレードへようこそ』 meets 『荒野の七人』な「ユーゴスラビア映画」(と敢えて言いたい。エミール・クストリッツァが、自身を「ユーゴスラビア人」と称しているように)。 監督は『モンテビデオ 夢のワールドカップ』(及びそこから派生したTVシリーズ)の脚家でもあるスルジャン・ドラゴエヴィッチ。かつては1つの国家だったユーゴスラビアの人間同士、憎みあうのではなく手をとりあって生きていこうというテーマは、たしかに『モンテビデオ 夢のワールドカップ』と通じるものが。そして、相容れないかと思われていた人々がハリウッド映画の名作を通じて融和していく様は、まるでクストリッツァの『黒・白』じゃないか! 「Be

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    okbc99 2015/09/27
    “パレードを守れ! セルビアのゲイ・プライド・パレードを警護する 為に、ユーゴスラビアの元軍人達が呼び集められるが…という『パレードへようこそ』 meets 『荒野の七人』な「ユーゴスラビア映画」”
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    ジュリアン・ムーア&エレン・ペイジがレズビアン・カップルを演じるゲイ・ライツについての映画『Freeheld』の主題歌は、マイリー・サイラスが歌う「Hands Of Love」(リンダ・ペリーの書き下ろし!)。 ちなみにマイリーの起用はエレン・ペイジからの推薦によって決まったそうだ。エレン・ペイジ曰く、「彼女の歌声はすごく生々しくてユニークで、とても美しいから。そして、彼女はLGBTのコミュニティに多大な貢献をしてきた人だから」とのこと。

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    okbc99 2015/09/16
    “ジュリアン・ムーア&エレン・ペイジがレズビアン・カップルを演じるゲイ・ライツについての映画『Freeheld』の主題歌は、マイリー・サイラスが歌う「Hands Of Love」(リンダ・ペリーの書き下ろし!)。”
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    Miley Cyrus/Miley Cyrus And Her Dead Petz ★★★★★ マイリー・サイラスがホストを務めたMTVビデオ・ミュージック・アワード2015のエンディングにおいて突如として無料リリースが告知されたニュー・アルバム。 昨年発表されたフレーミング・リップスと愉快な仲間たちによるビートルズのトリビュート・アルバム『With A Little Help From My Fwends』にマイリーが参加した流れを踏まえて、作はフレーミング・リップスとの全面的なコラボレーション作品となっている。もちろん彼女の前作『Bangerz』から引き続いてマイク・ウィル・メイド・イットも参加。サウス・ヒップホップとビートリーなサイケデリック・ポップが絶妙にミックスされたパーソナルな荒削りソングが全23曲92分。様々な時代やジャンルを気ままに行き来する、マイリーの自由な心が解き放た

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    okbc99 2015/09/02
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    映画『しあわせはどこにある』(監督:ピーター・チェルソム)観賞。★★★★。 ・サイモン・ペッグ版『べて、祈って、恋をして』。『べて、祈って、恋をして』はつまらなかったけど、こちらはとても面白かった。だから「自分探し」や「幸せ探し」がダメなんじゃなくて、問題はその描き方、探求の仕方なんだと思う。自分を見つけて幸せになろうとするのは、全然悪いことなんかじゃない。アニメーションや敢えてのチープな特撮を交えたピーター・チェルソム(『ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー』)の軽妙な演出が快い。そして、長回しによるサイモン・ペッグの疾走シーンの素晴らしさ! ・サイモン・ペッグは幸せを探求するために中国〜チベット〜アフリカアメリカと旅をして、かなり厳しい現実にも遭遇することになるわけだけど、とりあえず『世界がもし100人の村だったら』のような「世界にはもっと不幸な人がいるんだから、あなたは(相対的には)

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    okbc99 2015/06/15
    “サイモン・ペッグ版『食べて、祈って、恋をして』。『食べて、祈って、恋をして』はつまらなかったけど、こちらはとても面白かった。”
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    映画『チャッピー』(監督:二ール・ブロムカンプ)観賞。★★★★★。 服装のみならず、髪型やタトゥーなどで自らの肉体を直接的に上書きしていくことによってニンジャ&ヨーランディというペルソナと自分自身を同化させていったダイ・アントワードの2人が、「身体の上書き」が全作品の重要なモチーフになっている二ール・ブロムカンプ映画のメイン・キャラクターとして起用されたのは必然だと思う。マックス・ノーマルTV〜ダイ・アントワードへの変遷を追えば分かるように、2人は自分達が「ニンジャ」と「ヨーランディ」になることを決意した上で肉体を上書きしていったわけだが、彼等の生き方は「私達は自分の心持ち次第で人生を変えることができる」というポジティヴなメッセージの実人生を賭けた体現でもある。作はダイ・アントワードの出演ありきで作られているが故に*1、このメッセージがメインテーマの1つとしてしっかりと描かれているのだっ

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    okbc99 2015/05/29
    “ダイ・アントワードの2人が、「身体の上書き」が全作品の重要なモチーフになっている二ール・ブロムカンプ映画のメイン・キャラクターとして起用されたのは必然”
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    映画『生きていてすみません!』(監督:リッカルド・ミラーニ)観賞@イタリア映画祭。★★★★。 『お熱いのがお好き』や『Mr.レディMr.マダム』などの系譜に連なる「偽装コメディ」だが、作の場合は「(日社会に通じる状況だと思われる)保守的なイタリア社会では、女性が“女らしい女”を偽装しないと生きていけない」という話になっているのがキモ。それはつまり作り手が「保守的な人間/社会が女性に求めている“女らしい女”像って変だよね」と考えているということであって、まずはその真っ当な視点が何よりも嬉しい。そして、そこから派生されるイタリア映画らしいベタなネタ/ギャグの数々も、時代に合わせて徹底的に更新されているのがひたすら気持ち良い。これこそが新作映画を観る醍醐味というものだ。特に主人公がゲイの友人と添い寝する際に呟く、「私が女じゃなかったら、私達って理想的なカップルなのにね」という台詞には感動した

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    okbc99 2015/05/06
    “「私が女じゃなかったら、私達って理想的なカップルなのにね」という台詞には感動した。”