映画『Weird: The Al Yankovic Story』(監督:エリック・アッペル)観賞。★★★★★。 替え歌の帝王ことアル・ヤンコビックの伝記映画。ダニエル・ラドクリフを主演に、荒唐無稽なホラ話が繰り広げられる。ここではアル・ヤンコビックがマドンナと恋仲になったり、「Eat It」がアル・ヤンコビックのオリジナル曲になっていたりと(逆にマイケル・ジャクソンの「Beat It」は「Eat It」の替え歌ということになっている)、ポップ・ミュージックのパラレル・ワールドが描かれているわけだが、これはつまり替え歌におけるパロディ精神がどういうものかを、この映画自体が体現しているのだった。脚本を書いているのはアル・ヤンコビック本人! そう、実は本作はアル・ヤンコビックの唯一の主演(&脚本)映画だった『パロディ放送局 UHF』の精神的続編というべき内容なのだ。現時点で今年ベスト1の大傑作!