ブックマーク / apeman.hatenablog.com (151)

  • どうやら七平メソッドは永遠に不滅のようで…… - Apeman’s diary

    http://getnews.jp/archives/300073 一国の首相のFacebookに「あなたたち韓国人は、現在最も世界で嫌われていて、それをまったく自覚できていない残念な民族なんだよ」なんてコメントが投稿されて、それが歓迎されている……なんて事態はそれこそ「欧州の各国」の基準ではかな〜りマズいことなんだけど、ホイホイと釣られている人がいますねぇ。しみじみとガメ*1のこととか思い出してしまいましたよ。 これに釣られた人は、自分がネット右翼と基的に変わらない世界観の持ち主だということを自覚した方がいいと思いますよ。 *1:まあ当たり前だけど知らない人も少なくないので注を追記。かつてそこそこの人気を誇っていた自称ニュージーランド人ブロガーのことです。ついネトウヨ的な欲望をポロリさせたのがきっかけで詐術がバレました。いまもツイッターはやってますけどね。

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    okemos 2013/03/18
  • 「朝日新聞の捏造」論について - Apeman’s diary

    一昨日に国会で衆議院議員・中山成彬が開陳したという「慰安婦問題」=朝日新聞の捏造説についてはすでに法華狼さんと scopedog さんがエントリを書いておられます。 http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130309/1362848490 http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20130309/1362849412 私も過去に何度か「朝日捏造」説について取り上げていますので、ご参考までに。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20111221/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20120812/p1 「たった一の記事で世界を変える」というのはジャーナリストの夢じゃないかと思うのですが、植村隆記者にしてみれば「そこまで買いかぶられても……」というところではないでしょうか。 この「

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    okemos 2013/03/10
  • 慰安婦問題 安倍総理 ブッシュへ謝罪 「完全否定」なんてブチあげていいの? - Apes! Not Monkeys! はてな別館

    msn産経ニュース 2013.3.8 「慰安婦問題で首相、「ブッシュに謝罪」報道を完全否定」 安倍晋三首相は8日午前の衆院予算委員会で、第1次政権時の平成19年4月に行ったブッシュ米大統領(当時)との首脳会談で、慰安婦問題を「謝罪した」と報じられた問題について「この問題はまったく出ていない。事実関係が違うということだけは、はっきりと申し上げておきたい」と述べ、事実関係を完全否定した。民主党の辻元清美氏に対する答弁。 ホワイトハウスでの当時の記者会見では次のように述べています。 PRIME MINISTER ABE: Well, in my meeting with the congressional representatives yesterday, I explained my thoughts, and that is I do have deep-hearted sympathie

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    okemos 2013/03/09
  • 「東京裁判と特高警察」 - Apeman’s diary

    荻野富士夫、「東京裁判と特高警察 不処罰の理由を追う」、『世界』(岩波書店)、2013年2月号 対日戦犯裁判では対独裁判に比べ「人道に対する罪」の追及が事実上なされなかったことは、当ブログの読者の方であればすでにご存知のことだろう。もし連合国が東京裁判でも「人道に対する罪」を追及したとすれば処罰の対象となり得たことの一つに軍「慰安所」制度があるわけだが、もう一つ、「人道に対する罪」が事実上看過されたことによって裁きを免れたのがいわゆる特高警察である(憲兵が特にBC級戦犯裁判では多数裁かれたのとは対照的に)。ゲシュタポとの対比で特高警察の「不処罰」を扱っているのが『世界』の先月号に掲載された論文。 戦犯としての追及を免れた特高だが、GHQの「人権指令」によって1945年10月に廃止され、関係者約5,000人が罷免される。著者は昨年5月刊の岩波新書『特高警察』においては、人権指令の履行が「し

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    okemos 2013/03/02
  • 『陰謀史観』 - Apeman’s diary

    秦郁彦、『陰謀史観』、新潮新書 分析の対象となっているのは「明治維新に始まる近代日の急速な発展ぶりが生みだした陰謀史観」(11ページ)なので、田中上奏文やバーガミニ(書では「バーガミーニ」)の著作などにも言及があるが、意図してであれ結果としてであれ日戦争を正当化する陰謀論に最も多くのスペースが割かれている。ハーバート・ヴィックスに対する Dis り方と比べると田母神閣下を評する筆致がお優しいように思える……といったことはあるにせよ、後者や類似の論者への評価の中身はといえば従来とおりほぼ全否定だ。江藤淳についてもその『閉された言語空間』などでの主張につき、「江藤自身が享受している言論と表現の自由は否定しようもないので、責任はマスコミの自主規制や各人の無自覚に転嫁せざるを得なくなるのだろうが」(142ページ)とか、「相手が中国や朝鮮半島であれば厄介な紛争を招きかねないが、アメリカなら聞

    『陰謀史観』 - Apeman’s diary
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    okemos 2013/02/20
  • 追記 - Apeman’s diary

    昨日のエントリ(『陰謀史観』)に mujin さん(ツイッターでは yunishio さん)からいただいたブコメです。 mujin 歴史修正主義, 陰謀論, 秦郁彦 このエントリでは秦氏の慰安婦問題の関わりかたを氏の女性観に帰しているように思えるけど、しばしば一般向けの書籍で「お花畑サヨクが〜」とも書くのでそれだけに限られるものではなさそう。 2013/02/19 (http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Apeman/20130219/p1) これに関して、ツイッターでちょこっとやりとりをさせていただきました。 付け加えるなら、橋下徹・大阪市長の言動も二人と近いパターンです。「慰安婦」問題では完全に右派と同調していましたが、河村・名古屋市長の発言にはのりませんでしたし、靖国参拝にも消極的(「反対」まではいかない)、日戦争の「侵略」性につい

    追記 - Apeman’s diary
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    okemos 2013/02/20
    面白いな。
  • 「沈黙の伝言〜日系カナダ人強制収容70年〜」 - Apeman’s diary

    2013年1月16日(水) 午後9:00〜午後9:50 NHK BS1 「沈黙の伝言〜日系カナダ人強制収容70年〜」 第二次世界大戦中、2万人の日系カナダ人が、ロッキー山脈に強制収容されたことは知られていない。その体験を多くの日系人が戦後長らくの間、口を閉ざしたからだ。彼らの苦難は戦後も続いた。日系人コミュニティーがあったバンクーバーに戻ることを政府から許されなかった。強制収容の体験者で日系二世の作家ジョイ・ノゾミ・コガワと、戦後生まれの二世、リアトリス・ミツエ・チャンの2人が、日系人の沈黙の理由をたどる。 日のマジョリティさまの道義的な水準に照らせば、この二人は沈黙を続けるか日に「帰る」かのどちらかを選ばねばならなかったわけですが……。

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    okemos 2013/01/20
  • 底抜けのシニシズム - Apeman’s diary

    すでにブクマ等で言及されている方もおられますが。 http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-6791.html 言及されている豪紙の記事にははっきりと "no one's interest that the acknowledgement be revisited" というカー外相の発言が引用されているわけで。さらに、元ネタになっているブログのエントリでもこの発言には言及していて(噴飯ものの解説つきで、ですが)、つまりは読者たちが英文の元記事はおろか日語のネタ元すら確認しないことをあてにした「捏造」であるわけです。すぐにバレるような嘘を平気でつき、しかもそれによって「敵を欺く」ならともかく自分と同じサイドの人間をはめる。これまでも何度か言ってきたことですが、こうしたシニシズムこそが「ネット右翼」を理解する際のキーの一つでしょう。 同じようなシニシズムは

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    okemos 2013/01/20
  • 虐殺の開始時期について - Apeman’s diary

    今日、12月13日に南京市で75周年という節目の追悼式典が行なわれていることが日のメディアでも小さく報じられていますが、相も変わらず「時間と場所を拡げて人数を水増ししようとしている」という妄言を繰り返す人がいるので、2年前のエントリをリマインドさせていただきます。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20100824/p2 中国側でも「13日」という日付でもって記憶されているのは、事件発生当時〜東京裁判まで、南京虐殺についての認識が当時城内(の国際安全区)にいた欧米人のもたらした情報に大きく依存していたことが、大きな要因になっていると思われます。当然のことですが、城内にいた欧米人は12日までの、場外での出来事については断片的な情報しか持ち得なかったからです。他方、上記エントリでも論証したように、大規模な集団殺害の多くは13日から発生しているというのが日側研究者の見

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    okemos 2012/12/13
  • まだまだ続く否定論ビジネス - Apeman’s diary

    現在展転社は『「南京虐殺」への大疑問』の著者、松村俊夫とともに夏淑琴さんと日の法廷で争っている最中なのですが(その背景についてはこちらをご参照ください)、懲りもせずにこんなを出しています。 南京「大虐殺」被害証言の検証 「被害者証言の問題点・矛盾点を暴きだし、信憑性に欠ける証言であることを証明」するのだと謳っていますが、また訴えられるのを望んでるんでしょうか。すでに亡くなっている(いそうな)証言者だけ選んでいたりして。近日中に書店でチェックしてまたご報告します。

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    okemos 2012/11/28
  • イベント・『南京大虐殺否定論13のウソ』の13年 - Apeman’s diary

    柏書房から『南京大虐殺否定論13のウソ』が刊行されてから今年で13年目、ということで以下のイベントが開催されるそうです。 『南京大虐殺否定論13のウソ』の13年 2012年12月9日 14:00〜 文京区民センター 2-A会議室 主催:南京への道・史実を守る会 笠原十九司、井上久士、渡邊春己の各氏が講演、その後パネルディスカッションという内容です。

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    okemos 2012/11/26
  • 歴史修正主義の核心 - Apeman’s diary

    歴史修正主義者の多くが(排外主義的)ナショナリストであることは事実だが、歴史修正主義者をして日軍の戦争犯罪を否認せしめている決定的な動機はナショナリズムではなく、上記ツイートに現れているような「権利を主張する“弱者”」への憎悪だろう。なにしろ自国の戦争被害者に対しても冷淡なのだから。 そして「権利を主張する“弱者”」への憎悪という点で、上記2ツイートは当然これともつながってくる。

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    okemos 2012/09/22
  • 『慰安婦と戦場の性』しか手札のない否定派 - Apeman’s diary

    アゴラ 2012年09月14日 書評:「慰安婦と戦場の性」・秦郁彦著−小さな嘘が全日国民を不幸にするばかばかしさ 内容については法華狼さんがすでに批判されているので、屋上屋を架す必要はあるまい。石井氏に「1999年のですか? その後もいろいろと研究の積み重ねがあるんでしょ? もっと新しいのも読みたいな。紹介して下さいよ」と聞いてみたらどんな顔をするのだろうか。

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    okemos 2012/09/16
  • 「ダブルスタンダード」の破綻 - Apeman’s diary

    いま現在河野談話をめぐって日で起こっているのは、保守政権下で出され・その後の(一時期を除いて)保守政権下でも「踏襲」することが明言されてきた官房長官談話が保守系野党によって一斉攻撃され、保守派の内閣からも公然と同調する閣僚が現れている……という、はっきり言って異様な事態である。これが例えば1993年の細川談話への攻撃であれば、賛否はともかくとして筋道はすっきりしている。当時自民党は野党だったし、文言の面でもそれ以前・以後の首相談話よりは踏み込んだものになっているのだから。しかし保守派が河野談話を攻撃するというのであれば、当然「ではいままでずっと踏襲してきたのはなんだったのだ?」と問われることになる。 このような事態は、戦争責任問題に関する保守派の「ダブルスタンダード」(吉田裕)の矛盾がいよいよ取り繕いようのない地点に到達していることを意味している、と考えるべきであろう。 吉田裕(『日

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    okemos 2012/08/28
  • 台湾における「慰安婦」の強制連行 - Apeman’s diary

    野田正彰、『虜囚の記憶』、みすず書房 野田氏は台湾の元「慰安婦」16人を診察してこので紹介しているが、漢族の女性の場合「看護助手の仕事がある」などと騙されて「慰安婦」にされたケースが目立つのに対し、先住少数民族の女性の場合には拉致されたケースが少なくない。 12 タイヤル族。十七歳のとき、日兵に捕まり、「飯炊きをすればよい」と言って新竹の軍駐留地へ連れていかれた。八ヶ月間拘束。二一歳で結婚、子ども六人。 13 タロコ族。一一歳のとき、花蓮・瑞穂へ強制移住させられ、過酷な日々を送る。一八歳のとき(一九四四年冬)、近くの日軍駐留地へ連れていかれた。妊娠して出産、子どもは知人にあずけ、台北で働いて生き抜いてきた。 (……) 16 タロコ族。一七歳のとき、警察の車で花蓮の日軍駐屯地へ、四人の村の娘と共に連れていかれた。彼女は抵抗し、強姦されていない、その日のうちに帰ったという。 (279-

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    okemos 2012/08/26
  • 『南京虐殺は「おこった」のか』 - Apeman’s diary

    Apple のネットワークサービスが iCloud になったことにともない消滅した旧館にアップした記事(06年7月23日)を、一部手直しして再掲。日韓の(日中の)対立を韓国の(中国の)歴史教育に帰責しようとする発想についての議論を TL上で見かけたので。今なら「自称中立」って言葉も使ったかな。 クリストファー・バーナード、『南京虐殺は「おこった」のか 高校歴史教科書への言語学的批判』、筑摩書房 著者は執筆当時帝京大学助教授。書の元となった論文で博士号を取得している。 著者の結論を先に紹介しよう。 日の高校歴史教科書は偏向している。 この偏向は世界史の教科書よりも日史の教科書にはっきり表れている。 この偏向は責任の欠如や強制の欠如というイデオロギーを表明している。 このイデオロギーは日国の権力保持者の面子を守ろうと努めている。 権力保持者の面子を守ることは、現代日国家の権力構造を

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    okemos 2012/08/26
  • 「河野談話」について知っておくべきたった六つのこと(三分で読めるよ!) - Apeman’s diary

    法華狼さんのエントリ「橋下徹大阪市長はデマを根拠に従軍慰安婦問題へ言及していたことが確定」に付け加えるべきことはほぼないのですが、なにしろこの件について橋市長や池田信夫の主張に頷いちゃうような人々は肝心の「河野談話」すら読んだことがないのはほぼ確実なので、要点をぐっと抽出してみました。 (1)「河野談話」は「慰安婦」のすべてが「強制連行」されたと言っているわけではない(「人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり」) (2)「河野談話」は「強制連行」のすべてが官憲によって行なわれたと言っているわけではない(「軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たった」) (3)「河野談話」は“銃剣を突きつけて無理矢理トラックに乗せる”ようなケースだけが「強制連行」だと言っているわけではない(「甘言、強圧による等、人たちの意思に反して」) (4)「河野談話」は「強制連行」だけが人権侵害だったと言

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    okemos 2012/08/25
  • 「戦争の狂気」だけでなく - Apeman’s diary

    去る8月15日、毎日新聞は九大生体解剖事件の関係者の証言を掲載しました。 毎日jp 2012年08月15日 「九大生体解剖事件:「戦争は人を狂わす」最後の目撃者語る」 記事中に次のような一節があります。 「軍人と医者が残虐非道なことをしたが、これは事件質ではない」。東野さんは独自に調査中、気が付いた。「当時の心理状態は平和な時代には考えられないほど、おかしな状態だった」。戦争末期の空気と混乱は医者をも狂わせた。 かなり短くまとめられているため、証言者の言わんとすることがかなりわかりにくくなっています。ただ、記事のタイトルとあわせ、「戦争末期の空気と混乱は医者をも狂わせた」が記者の伝えようとするメッセージであることは明らかです。 生体解剖を目撃した証言者が長年の思索の果てにたどり着いた結論であるのならば、それには相応の敬意が払われねばなりませんが、他方で戦後世代が簡単に「戦争の狂気」と総

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    okemos 2012/08/24
  • リアリスト気取りに限ってリアルを見失ってる、の巻 - Apeman’s diary

    書きたい題材があって図書館で史料も借りてきたのに、さすがに8月は次から次へと話題が現れるので、なかなか時間が取れません。 MSN産経ニュース 2012.8.19 [土・日曜日に書く]政治部・阿比留瑠比 やはり河野談話は破棄すべし いつものあびるんクオリティです。 「当に、相手にするのがいやになるよ…」 政府高官はこう嘆く。ただ、問題がここまでこじれた原因は、自民党政権時代も含む政府のその場しのぎで迎合的な対応にある。 いやいやいや。「河野談話を破棄せよ」と主張する国会議員がウヨウヨおり、首相にまでなったりしたことが大きな原因でしょう。その「政府高官」は歴史修正主義者どもを黙らせるための努力を一体どれだけしたというのでしょうか? 歴史修正主義者に対して「迎合的な対応」を続けてきたからこそ、「問題がここまでこじれた」のではないでしょうか。 とまあ、あびるんに突っ込んでいたらきりがない(ので滅

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    okemos 2012/08/21
  • 「A級戦犯」「BC級戦犯」という用語について - Apeman’s diary

    一般に「A級戦犯」は極東国際軍事裁判所条例の第5条A項が定める「平和に対する罪」で訴追され、有罪になった戦犯と理解されている。そこから、「平和に対する罪」でも起訴されたものの有罪になったのは同5条B項が定める「通例の戦争犯罪」のみであった松井石根は正確にはA級戦犯ではない、という論が出てくる。だが、「A級戦犯」と対になる「BC級戦犯」という用語をよくよく検討してみると、腑に落ちない点がある。 A級戦犯=5条A項で有罪になった者、であればBC級戦犯=5条B項ないし/かつ5条C項「人道に対する罪」で有罪になった者、となるはずである。だがこの3つの罪を2つにグループ分けするなら、「平和に対する罪」「人道に対する罪」という比較的新しい概念をセットにし、それを「通例の戦争犯罪」というより歴史のある概念と対比させるのが自然だ(「AC級戦犯」「B級戦犯)。また「人道に対する罪」を問うとすれば、まずは東京

    「A級戦犯」「BC級戦犯」という用語について - Apeman’s diary
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    okemos 2012/08/16