ブックマーク / apeman.hatenablog.com (151)

  • 松尾一郎「『「南京事件」を調査せよ』絶版のすすめ」 - Apeman’s diary

    松尾一郎、「『「南京事件」を調査せよ』絶版のすすめ でたらめ「日テレ」ドキュメンタリー」、『歴史通』、2017年4月号 「松尾一郎」という人物をご存知でしょうか? 南京事件の“証拠写真”についての検証結果を東中野修道らにパクられた……と主張している人物で、最近もツイッターで東中野や藤岡信勝をディスりまくっています。 さて、今年第2弾が放送されたNNNドキュメントの南京事件(山田支隊による虐殺)番組、その第1弾である「南京事件 兵士たちの遺言」(2015年)を「デタラメ」とする記事をこの松尾氏が『歴史通』に寄稿しています。まあ掲載誌が『歴史通』という時点でお察し……ですね。 従軍した兵士の日記を「三次資料以下」としているあたり、あれだけディスりまくっている東中野と同じ資料等級論に依拠しているようです。 松尾氏が得意とする(と自称する)写真についていうと、番組内に登場する“多数の人間が防寒着姿

    松尾一郎「『「南京事件」を調査せよ』絶版のすすめ」 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2018/06/24
  • まだガメの邪悪さがわかってない信者たちへの挑戦状 - Apeman’s diary

    「ごぼうを捕虜にべさせて戦犯になった日兵」という“都市伝説”はネットでもあちこちに散らばっているので、うっかりそれを鵜呑みにしてしまった結果自分でも拡散してしまった……というだけなら、「うっかりしてました」と頭を下げればすむ話である。しかしガメはありもしない「裁判記録」を読んだと吹聴していたわけで、この時点でガメが意図的に話を盛ろうとしたことは明白である。 仮にアメリカ人が日人のふりをして「日人は原爆のお陰で戦争が早く終わった、というのでみな原爆投下に感謝している」と吹聴したり、ロシア人が日人のふりをして「日人はみんな、関東軍の悪い軍人を懲らしめたシベリア抑留に感謝している」と吹聴してまわっていたとすれば、その行為の邪悪さは明白だろう。なのにガメのあの嘘を平気で許容できるのは、要するに日の侵略戦争戦争犯罪も「なんとも思っていない」からとしか考えられない。 もしあくまでガメの

    まだガメの邪悪さがわかってない信者たちへの挑戦状 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2018/03/04
  • 「強制されたというなら兵隊さんも同じ」論の誤り - Apeman’s diary

    相変わらず「吉田証言」の一点突破全面展開的発想で大阪市長が愚行を繰り広げている今日このごろですが、「強制連行」を巡ってはもう一つ「強制されたというなら兵隊さんや従軍看護婦だって同じだ」という否定論があります。軍がつくった「慰安所」の規定で外出や廃業が「許可制」になっていることは否定し難いので、「兵隊や従軍看護婦だって自由にやめたりできない」というわけですね。 この論法が誤っているのは、「正当な根拠を持つ強制とそうでない強制」という当たり前の区別を無視しているからです。大日帝国では兵役には憲法上の根拠があり、さらに兵役法という法的な根拠がありました。従軍看護婦についても、日赤の看護婦養成規則に有事の際の従軍の義務が規定されています。 これに対して、いかに大日帝国といえども国家が帝国臣民(あるいは占領地の住民)に性労働を課す根拠となるような法などありません。改正野戦酒保規程は「慰安所」設置

    「強制されたというなら兵隊さんも同じ」論の誤り - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2017/11/24
  • 横浜弁護士会BC級戦犯横浜裁判調査研究特別委員会、『法廷の星条旗 BC級戦犯横浜裁判の記録』、日本評論社 - Apeman’s diary

    大変興味深く読んだ。BC級戦犯裁判についてはさまざまな先行研究があるが、法律家が法的な観点からみて興味深い事例を選び、残された訴訟資料を検討した結果である書には独特の意味があると思われる。 第1章が横浜裁判が開廷するに至るまでの歴史的経緯、第2章が横浜裁判の法的根拠など、横浜裁判について理解するために必要な背景知識を扱っている。第3章からが具体的な事例の検討となり、第3章=俘虜虐待の土屋ケース(横浜裁判第1号)、第4章=爆撃機搭乗員処刑事件(5つのケースがとりあげられている)、第5章=石毛事件など4つの俘虜虐待事件、が扱われている。最後の第6章が「現代への問いかけ」と題され、BC級戦犯裁判が問いかけるもの(イラクにおける米軍による捕虜虐待事件への言及もあり)について論じられている。 第3章の土屋ケースがもつ重要性は、横浜裁判の第1号事件とあり、裁判規則に関して激しく争っている点にある。ア

    横浜弁護士会BC級戦犯横浜裁判調査研究特別委員会、『法廷の星条旗 BC級戦犯横浜裁判の記録』、日本評論社 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2017/06/23
  • 映画『南京の真実』シリーズ、いまだ何の告知もなし - Apeman’s diary

    先日お知らせしました通り、『正論』の連載「映画「南京の真実」製作日誌」最終回(11月1日発売の12月号掲載)において、水島総氏は「映画「南京の真実」の続編は、年十二月までに完成し、来年初頭より全国で公開を行う予定となった」と宣言しています。その内容は以下のように予告されていました。 しかし映画の公式サイトにもスタッフブログにも、さらにはちゃんねる桜の公式サイトにも、映画に関する告知はないようです。「来年初頭より全国で公開を行う」というのが気なら、映画が完成していることは当然として、会場の確保も進んでいないといけないはずなのですが……。 この映画については、金を巻き上げられることに慣れているはずのアイコク者様たちの間でもさすがに疑問の声があがっています。2chのスカパー板では「チャンネル桜アンチPart126 南京の真実の進捗監視」などというスレが立てられており(8月下旬)、同じくスカパ

    映画『南京の真実』シリーズ、いまだ何の告知もなし - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2016/12/20
  • ナショナルジオグラフィックチャンネル(日本)の見識を疑う - Apeman’s diary

    8月は地上波に加えて CATV のヒストリーチャンネル、ナショジオチャンネルの番組もあれこれ録画していたわけですが、ちょっと目を疑うような事例が。8月21日にナショジオで放送された「ナチス第2SS装甲師団 ダス・ライヒ」の番組案内です(強調は引用者)。 数々の戦線で功績を挙げ、ヒトラーはもちろんのこと、ドイツ国民全体から絶大な信頼を置かれた伝説のエリート部隊、第2SS装甲師団 ダス・ライヒ。兵士1万5千、戦車200以上から構成されるこの部隊は西部戦線、東部戦線と縦横無尽にヨーロッパ中を駆け巡り、連合国軍に苦戦を強いた。作では未公開の映像をカラー化。戦果の裏に隠されたダス・ライヒの恐ろしい性を明かす。 (http://www.ngcjapan.com/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1737) えっ? そういう視点なの? ちなみにレコーダーに記録された番組

    ナショナルジオグラフィックチャンネル(日本)の見識を疑う - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2016/08/26
  • 井上靖『中国行軍日記』刊行 - Apeman’s diary

    2009年に、小説家の井上靖が招集されて日中戦争に従軍した際の日記が発見されたというニュースについての記事を書きました。その日記や戦地からの手紙などを収録した『中国行軍日記』が刊行されるとのことです。 朝日新聞DIGITAL 2016年3月18日 静岡)井上靖の中国出征、一堂に 「行軍日記」が発刊 作家・井上靖の中国出征時の日記や両親への手紙、短編などを収録した「井上靖『中国行軍日記』」が18日、出版される。編集・発行は井上靖文学館(長泉町)。担当者は「井上が戦争について書いたものをまとめた単行は初めて。戦争体験がどう小説につながったかを知ることができる貴重な資料」と話す。 (中略) の表紙には、湯ケ島から出征する井上と同郷の友人たちの写真が使われている。四六判144ページ。1千円(税別)。井上靖文学館や県東部の一部の書店で入手できる。問い合わせは文学館(055・986・1771)。(

    井上靖『中国行軍日記』刊行 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2016/04/07
  • もう9年経つんですけど…… - Apeman’s diary

    自分が担ぎだした田母神俊雄と選挙資金をめぐって泥試合を続けているチャンネル桜の水島社長。しかしカネのはなしとなると気になりますよね。映画『南京の真実』はどうなったのか? と。久しぶりにホームページをチェックしてみたら、「ご支援の状況」こそ「平成27年6月1日現在」の情報にアップデートされているものの(ただし、もう何年も金額に大きな動きはありませんが)、それ以外でもっとも新しい情報は「平成20年12月25日」に蘘國神社遊就館での上映が終了したという告知。「スタッフブログ」の一番新しい記事は4年前の「映画「南京の真実」第二部・検証編の製作状況 及び 中国の情報戦について H24/12/14」。 1937年の南京陥落からちょうど75年となった12月13日放送の「桜プロジェクト」にて、映画「南京の真実」第二部製作の進捗も含め、中国を相手とする情報戦の現状などについて監督・水島総から御説明するととも

    もう9年経つんですけど…… - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2016/04/07
  • トリヴィアは所詮トリヴィア - Apeman’s diary

    ここでまとめられてる、先週私のTLにも流れてきた件。発端はこのツイート。 まあこの手の人間にはなんでも「サヨクの陰謀!」「グンクツ脳!」に思えるのかもしれないけど、ちょっと考えれば「赤紙」が戦時動員の代名詞として記憶されるようになったことにはちゃんと理由があることがわかります。 第一に徴兵検査は平時でも行なわれていたわけで、徴兵検査をうけて現役で入営もしたけど戦争にはいかずにすんだ、というひともいるわけです。これに対して予備役や後備役が動員されるのは戦争になりそうなとき、すでに戦争になっている時なわけで、徴兵検査より「赤紙」の方が戦争の記憶として印象に強く残っても不思議ではない。戦争が始まる前に徴兵検査を受けていた世代にとって戦時動員=赤紙なんだから。平時編成から戦時編成に移行すると人員が倍くらいになるんですから、戦争になれば多数の予備役・後備役が動員されたわけです、実際。 第二に、予備役

    トリヴィアは所詮トリヴィア - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2016/03/15
  • 「Japan デビュー」訴訟、チャンネル桜の逆転敗訴 - Apeman’s diary

    関連エントリ http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090423/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090618/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20100525/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20140116/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20150127/p1 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20150214/p1 チャンネル桜が主導して2009年の NHK スペシャル・シリーズ「Japan デビュー」の第1回「アジアの"一等国"」をめぐって起こされていた対 NHK 訴訟は、最高裁でチャンネル桜側の逆転敗訴となりました。 NHK 一万人・集団訴訟 のご案内 − 最高裁判決にて全面敗訴 1/21 up! 地

    「Japan デビュー」訴訟、チャンネル桜の逆転敗訴 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2016/01/22
  • 久々の「七平メソッド」解説 - Apeman’s diary

    『日人とユダヤ人』(以下、引用の出典は角川文庫版のページ数のみを示す)の第十二章は「しのびよる日人への迫害」というおどろおどろしいタイトルがつけられており、さすが反共デマゴーグだけあって「中韓の反日包囲網がっ!」とか「マスゴミは在日に支配されているっ!」と叫ぶ昨今の国士様の先駆者だなぁと感心させてくれます。 ここで七平はインドネシアの華僑、「黒いアフリカ」のアラブ人、古代アレクサンドリア・中世スペイン・帝政末期ロシア・ヴェルサイユ体制下のドイツにおけるユダヤ人を例にあげ、時の政権に重用されていたマイノリティがその政権の崩壊時に迫害されるのが「迫害の類型的なパターンと共通的な原因」であるとしています(181-186)。 すでにこの段階で七平の主張の非科学性は明らかです。自分が想定する「類型」に該当しそうな迫害のケースだけを恣意的に選び出して例示しているにすぎないからです。 また関東大震災

    久々の「七平メソッド」解説 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2016/01/19
  • 『海軍の日中戦争』 - Apeman’s diary

    笠原十九司、『海軍の日中戦争 アジア太平洋戦争への自滅のシナリオ』、平凡社、2015年6月 目次などの情報はこちらをご覧ください。 1997年に刊行された『日中全面戦争と海軍―パナイ号事件の真相』の続編ともいうべき笠原十九司さんの新著。書でもパナイ号事件は第4章で扱われている。 1997年と現在とを比較すれば「海軍善玉史観」を取り巻く環境は多少は変わってきていると思われるが(『海軍反省会』が世に出たのがその変化の一例)、旧日軍の蛮行が話題になる際にその主体は陸軍であることが多いのは相変わらずのように思われる。もちろん、陸軍の方が組織の規模が大きかったこともあるだろうが。 というわけで、書のうち私にとって最も興味深かったのは海南島における海軍の「治安掃討戦」が紹介されている第5章だった。ミニ三光作戦と呼ぶことのできそうな作戦が、華北での燼滅作戦開始とそう変わらない時期に行われていたのだ

    『海軍の日中戦争』 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2015/11/11
  • もう講和条約からやり直すしかないね - Apeman’s diary

    産経ニュース 2015.9.7 菅官房長官、「言葉遊びに受け取れる」と不快感 国連事務総長「国連は中立ではない」発言受け 国連の説明は「言葉遊び」でもなんでもなく、客観的に見れば日政府が火遊びをしているだけです。枢軸国と連合国の間で「中立」を保て、と要求しているわけですから。与党議員ならともかく、内閣の一員がこれほどまでにサンフランシスコ講和条約の枠組みをぶち壊しかねないような発言をしたことって、ありましたっけ?

    もう講和条約からやり直すしかないね - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2015/09/07
  • 歴史修正主義への屈服の見本 - Apeman’s diary

    リンク先の記事を要約すると、以下のようになります。 ・横浜市中区の根岸外国人墓地入口に掲げられていた英文の案内板にあった「第2次大戦後に外国軍人軍属と日人女性との間に生まれた数多くの子どもたちが埋葬されている」という記述が削除されていた。 ・代わりに「第2次大戦後に埋葬された嬰児(えいじ)(幼児)など、埋葬者名が不明なものも多い」という記述になっている。 ・市の担当課の説明は「外国軍人軍属と日人女性との間に生まれた子どもたちが埋葬されたとの記録はない」、「案内板の当初の記述では、ここに埋められた子どもがすべてハーフの非嫡出子だとの印象を与えかねないという判断もあり得る」などといったもの。 冒頭で引用させていただいたツイートでは「歴史修正主義のお手」とされていますが、各地での朝鮮人強制連行に関する追悼碑等への圧力などと考えあわせると、行政の歴史修正主義への屈服の見、と言うこともできる

    歴史修正主義への屈服の見本 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2015/08/15
  • じゃあいったい「強制労働」とはなにを意味するんだろう? - Apes! Not Monkeys! はてな別館

    皆さんすでにご承知おきの件ですが。 日政府は5日の委員会発言で、韓国側がこだわった「強制労働」に関し「forced to work(働かされた)」との表現を使用。岸田氏はこの表現について「『強制労働』を意味するものでない」と説明した。さらに、財産請求権の問題は完全に解決済みとする従来の日政府の立場に変わりがないことを強調した。 http://www.sankei.com/politics/news/150706/plt1507060007-n1.html 安倍内閣は近現代史だけでなく日語まで“修正”するつもりのようです。 「性奴隷」という用語の否認についても言えることですが、結局のところ同じような事態を表現することになるにしてもとにかく直裁な表現を否認し、婉曲な表現を全面に出そうとするのも、歴史修正主義の手法の一つだということですね。 追記。 「金をもらったんだから性奴隷じゃない」論

    じゃあいったい「強制労働」とはなにを意味するんだろう? - Apes! Not Monkeys! はてな別館
    okemos
    okemos 2015/07/06
    給料が出るから強制じゃないって、刑務所での労働にも給料は出るからな。
  • 語るに落ちちゃった人 - Apeman’s diary

    先日、「きれいなヘイト」認定されておかんむりだった木村幹・神戸大学教授。 https://twitter.com/dogu_fm/status/603267761322610688 https://twitter.com/kankimura/status/603560832836833280 https://twitter.com/kankimura/status/603563636066361344 「どこがどうヘイトだというのか、具体的に指摘しろ」という要求そのものは至極まっとうではあるものの、その後「全く名字帯刀も許されていない庶民の考える事はわからん」ツイートで馬脚を現しちゃいました。関連ツイートのうち特にひどいのがこれ。 https://twitter.com/kankimura/status/608847621961097217 これ、もし相手が実際に在日コリアンだったり韓国

    語るに落ちちゃった人 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2015/06/11
  • ニッポソの歴史戦もそろそろ終戦 - Apeman’s diary

    http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20150508/1431108978 http://d.hatena.ne.jp/davs/20150509/1431174026 ↑こちらで言及されている問題です。 日政府の「歴史戦」ごっこでマグロウ・ヒル社の歴史教科書にクレームをつけてアメリカ歴史学者19人による抗議声明を引き出したことは記憶に新しいわけですから、日研究者たち(アメリカ人が中心ですが国籍はさまざま)187人が「日歴史家を支持する声明」(強調引用者)を出した意図は誤解の余地なく明らかです。しかしそれをこともあろうに日政府へのエールだと曲解しようとする企てが。事態の深刻さは、極右連中がそんな曲芸に挑んでいるだけでなく、昨夏の朝日バッシングから距離を置いていたメディアの一つである『東洋経済』のオンライン版で、しかも元アジア女性基金関係者(浅野豊美氏)

    ニッポソの歴史戦もそろそろ終戦 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2015/05/12
    ほんと早いことあの醜悪な「歴史戦」を終戦させてほしいけど、まあ残念ながら終わんないんだろうなぁ。
  • 人権問題を外交問題としてしか考えられない人々 - Apeman’s diary

    法華狼さんがすでに言及されている件です。 ヴェトナム戦争時の韓国軍「慰安所」についての記事を『週刊文春』に書いた TBS の元ワシントン支局長は取材のきっかけが「ある外交関係者」からの耳打ちであり、「韓国に加害者の側面があることが分かれば、慰安婦問題の突破口になるはずだとの考えに共感」して調査をしたことを認めているとのことです。つまり日軍「慰安婦」被害者のことも韓国軍「慰安婦」被害者のことも第一義的な関心の対象ではなかったわけです。「韓国に加害者の側面があることが分かれば、慰安婦問題の突破口になる」と考えることができるのは、その「慰安婦問題の突破口」を韓国政府のトーンダウンに求めるつもりだからです。韓国政府が被害者の要求を超える強硬な姿勢を示しているというならともかく、実際にはこれは被害者の要求をはねつけることを意味するわけです。ダシにされたヴェトナム人被害者はどう思うでしょうね。

    人権問題を外交問題としてしか考えられない人々 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2015/05/03
  • 日本政府のネトウヨ化、完了! - Apeman’s diary

    おそらくみなさんもご存知と思われる、独フランクフルト・アルゲマイネ紙の元東京特派員の離日の弁。 http://www.fccj.or.jp/number-1-shimbun/item/576-on-my-watch.html http://togetter.com/li/806528 この10年ばかり、ネトウヨから「中国の手先」呼ばわりされたことは何度あったか知れず、すっかり慣れっこになっていますが、まさか外交官が海外メディアに対して同じことをするようになるとは、さすがに予想していませんでした。安倍首相の「日教組」ヤジといい、完全に「日がネトウヨに追いついた!」ということですね。

    日本政府のネトウヨ化、完了! - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2015/04/14
  • 「今の人身売買の被害者の苦境に光をあてるためにも」 - Apeman’s diary

    メリーランド州議会の上院会議で「慰安婦」決議が全会一致で可決した、とのニュースです。 朝日新聞デジタル 2015年3月19日 慰安婦決議、米州議会で可決 「歴史的記録にとどめる」 提案者の議員は提案理由として「恐ろしい時代に起きたことを記憶するだけでなく、今の人身売買の被害者の苦境に光をあてるためにも、決議採択が必要だ」(強調引用者)と述べたとされています。 党派間の対立が深刻になっているアメリカ政治家たちがこのような認識で全会一致の行動を見せているときに、「アムステルダムの"飾り窓の女"というのは有名ですよね。我が東京においてもソープランドがあるのはご存知だと思いますが、こういう話題をオランダ政府が、あるいはヘッドラインで報道するとか、こういうことはないわけですね。いわば一種の常識であります」などとセックス・ワークへの偏見をむき出しにした記者会見を海外メディア相手にやからすようでは、

    「今の人身売買の被害者の苦境に光をあてるためにも」 - Apeman’s diary
    okemos
    okemos 2015/03/19