大阪府の吉村洋文知事この記事の写真をすべて見る 2025年4月から大阪市の西に広がる大阪湾の夢洲(ゆめしま)で開かれる大阪・関西万博。万博終了後は、2029年にカジノを含む統合型リゾート(IR)に生まれ変わるという大きな計画だ。しかし、ここにきて万博の開催自体に「延期論」が出始めている。何が起きている? 【写真】夢洲の万博開催地の現在の状況はこちら 万博といえば最大の見せ物は、参加する国・地域、民間企業などが建てるパビリオンだ。 万博には153カ国・地域が参加を表明しており、メインとなる日本政府が出展する日本館や、各国が費用を負担し、それぞれが独自に建てたり(タイプA)、日本国際博覧会協会(万博協会)が建てた施設を引き渡したり(タイプB)、区画を一部貸し出したり(タイプC)するパビリオンがある。 他にも民間企業が出展したり、テーマ事業として掲げた八つのテーマについて、各分野の専門家がプロデ