ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (47)

  • コロナ後遺症の「だるさ」、筋肉にまで根深いダメージ、最新研究

    イタリア、ASL3ジェノバ心臓リハビリテーション科でリハビリを受ける新型コロナ後遺症患者。同科では2020年から、新型コロナウイルス感染症で入院した患者のためのリハビリテーションプログラムを実施している。(PHOTOGRAPH BY MARCO DI LAURO/GETTY IMAGES) 新型コロナウイルス後遺症(罹患後症状)の患者の多くは、主な症状として運動機能の低下を訴える。心身に負荷をかけすぎた後は激しいだるさ(倦怠感)に襲われて、その繰り返しにより病状が悪化するおそれがある。「運動後(労作後)倦怠感」(PEM)として知られるこの症状は、「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」(ME/CFS)の特徴的な症状でもある。 このほど、新型コロナ後遺症患者にみられる倦怠感に一つの説明を与える論文が2024年1月4日付けで学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された。新型コロナ後遺症の患

    コロナ後遺症の「だるさ」、筋肉にまで根深いダメージ、最新研究
    okemos
    okemos 2024/02/22
    ほんとコロナ怖いなぁ。
  • 第8回 旧ソ連諸国から軽視され始めたロシアとウクライナ侵攻のこれから

    それでは、これからのウクライナロシア情勢はどのようになっていくのか。 ニュースで語られるような戦況の報告だけでなく、国内外の研究者ネットワークでの議論、周辺国の動向などをウォッチしている廣瀬さんに、中長期的な見通しについて、考えを語ってもらおう。「従来の理論が崩れた」ことで、虚心に事態を見ていかざるをえなくなった廣瀬さんだからこそ、その言葉に耳を傾けたい。 「まず、この紛争は、長引くだろうと思っています。長引く中で『凍結された紛争』のようになる可能性は結構高いのではないかと思います。つまり、今回、双方とも負けを認めないと思うんですよね。でも、停戦しないといけないとなると、勝敗を決めずに、これから例えば10年間、現状を固定化しましょう、というような合意をし、しかし、その合意は恒久的ではなくて、いずれどちらかがかなり復活してきたらまた戦闘を仕掛けるというようなシナリオが、一番ありそうだと思い

    第8回 旧ソ連諸国から軽視され始めたロシアとウクライナ侵攻のこれから
    okemos
    okemos 2022/09/05
  • 第7回 「ウクライナ侵攻はない」と旧ソ連の専門家はなぜ主張したのか

    未承認国家というあまり知られていない現象を視野に置くことで、2022年のロシアウクライナをめぐる情勢がどのように見えてくるのか、その景観を廣瀬さんに教えてもらってきた。 ここで、少し翻って、廣瀬さんがなぜ、このように深く、旧ソ連諸国に関心を抱くようになったのか聞いておきたい。 そのような質問をすると、廣瀬さんは、「思い切り振り返りますと──」と小中学生だった頃の話から聞かせてくれた。 「もとはと言えば、技術指導で祖父がソ連に長期出張していたことがあると思います。祖父から聞くソ連の姿は、とにかく日しか知らなかったわたしにとって、異質なものでした。現地ではずっと見張りがついて、ホテルでも監視されるし、日曜日もずっとKGBがくっついてくるから、動物園にでも行くしかなかったとか。レニングラード(現在のサンクトペテルブルク)に行きたいと思って何度も申請を出したが通らなかったとか。べ物がヨーグル

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    okemos 2022/09/02
  • “アーサー王生誕の地”に要塞跡、英「暗黒時代」に光

    ティンタジェル城の遺跡。この地で生まれたという伝説のアーサー王との結びつきを強めることを望んだイングランドの王族によって、13世紀に建てられたものだ。(PHOTOGRAPH BY MATT CARDY, GETTY IMAGES) 英国南西部コーンウォール州のティンタジェルは、大西洋を臨む岩がちな岬だ。2016年の夏、ここで見つかったある遺構と出土品が注目を集めた。 理由のひとつは、ティンタジェルがアーサー王が生まれたとされる場所だったからだ。だが同時に、伝説の偉大なブリタニアの王との関係はさておき、それらは考古学的にも「信じられないほど重要な発見」だった。 発掘調査で出土したのは、巨大な石造りの要塞跡、遠くアジア(現在のトルコ)から輸入されたぜいたくな品々だ。これらはすべてローマ帝国の支配が崩壊した西暦400年以降の時代のものだった。 歴史的文献において、アーサーという名の指導者に言及し

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    okemos 2021/01/17
    『英国の史跡保護機関「イングリッシュ・ヘリテージ」』なんか良いな。
  • ハキリアリは鉱物の「よろい」に覆われていた、昆虫で初

    ハキリアリの一種パナマハキリアリ。外骨格がよろいのような鉱物に覆われていることが判明した。(PHOTOGRAPH BY EDUARD FLORIN NIGA / EDDIMAGE PHOTOGRAPHY) ハキリアリの名前は、その働きぶりに由来する。木の葉を切り落とし、遠くの巣まで運ぶのだが、体の何倍もある緑の旗が移動しているように見える。巣にたどり着くと、葉をかみ砕き、地下で栽培している菌類の餌にする。道中では、あらゆる捕者に勇敢に立ち向かい、たびたびほかのアリと交戦する。 しかし、ハキリアリはこれまで考えられていた以上に頑強だということがわかった。 最新の研究によれば、中米に生息するハキリアリの一種は、外骨格が天然のよろいで覆われているという。このよろいのようなコーティングは、マグネシウムを大量に含んだ炭酸カルシウムでできていた。これと似た組成のコーティングを持つ生物構造は、ウニの強

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    okemos 2020/11/30
  • 14年間隠されていた「決闘する恐竜」化石、ついに表舞台へ

    2006年に、民間の化石ハンターが発見したティラノサウルスとトリケラトプスの化石。最近になって米国ノースカロライナ州の博物館に買い取られたことにより、研究が進むと期待されている。(PHOTOGRAPH BY MATT ZEHER) 10年以上、古生物学者たちが行方を気にしていた化石がある。有名な2つの恐竜ティラノサウルスとトリケラトプスが一緒に保存されている貴重な化石だ。しかも、2頭はしっかりと組み合い、まるで戦っているかのように見える。 化石には、「決闘する恐竜」というニックネームがつけられた。どちらの個体もそれぞれ優れたサンプルであるうえに、2頭の恐竜がひとつの化石に収まっているというのは極めて珍しい。死後にたまたま同じ川の砂州に流れ着いて重なり合ってしまったのか、それとも、当に格闘したまま一緒に息絶えたのか。その答えを知りたくても、これまで科学者がその化石を研究する機会はなかった。

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    okemos 2020/11/20
  • 地球最大の東南極氷床、温暖化で解ける恐れ、従来説覆す

    東南極氷床が最後に崩壊した時期は、これまで考えられていたよりはるかに最近であり、今から数百年後にも同じことが再び起こる可能性があることが最新の研究で明らかになった。(PHOTOGRAPH BY GEORGE STEINMETZ, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 地球上にある氷の8割を占める東南極氷床は、従来の予想より温暖化の影響を受けやすいかもしれない。 これまで、地球最大の氷床である東南極氷床が最後に後退したのは約300万年前だと考えられていた。しかし、7月22日付けで学術誌「ネイチャー」に掲載された論文によると、この地域で採取された鉱物を分析したところ、40万年前にも大部分が崩壊していたことが示唆された。何よりも意外だったのは、長く続いたものの比較的穏やかだった間氷期に、劇的な変化が起きたと推定されたことだ。 その時期の大気中の二酸化炭素濃度はさほど高くなく、300

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    okemos 2020/07/31
  • 自転車はスマホ並みに世界を変えた発明だった

    1890年代、自転車は、自立して進歩的で政治的発言力を求める女性、いわゆる「新しい女」の象徴になった。当時の女性月刊誌「Godey's」には、こう書かれている。「自転車の所有は、19世紀の娘にとって、独立宣言を公布するようなものだ」(PHOTOGRAPH BY UNIVERSAL HISTORY ARCHIVE, UNIVERSAL IMAGES GROUP/GETTY) 歴史は繰り返す。まったく同じではなくとも、確かに繰り返す。コロナ禍で自転車の需要が急増し、サイクリングとウォーキングに新たに焦点を当てた都市の再開発に各国が数十億ドルをかけようとしている今、19世紀後半の自転車の登場がいかに世界を変えたかは、振り返る価値があるだろう。 自転車は、極めて破壊的な技術だった。少なくとも今日のスマートフォンと同じ程度には。価格も手頃で、速くてスタイリッシュな交通手段であり、好きなときに好きな所

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    okemos 2020/07/26
  • 上海ガニの密輸に困惑する米国、すでに野生化も

    「上海ガニ」として人気の材となるチュウゴクモクズガニ。生態系に悪影響を及ぼす外来種として、米国をはじめ多くの国で輸入が禁じられている。(PHOTOGRAPH BY MIKE LANE, MINDEN PICTURES) 2019年秋、米国シンシナティの港で、毛深いハサミを持つ生きたカニが合計3700匹も押収された。50個におよぶ積み荷は、それぞれ「Tシャツ」「ジーンズ」「自動車部品」など虚偽の申告がされていた。 これらのカニは、米国内で販売するためにアジア系の市場や品卸業者が密輸したものだ。中華料理で人気の材で、一般に「上海ガニ」として知られるチュウゴクモクズガニは、在来の野生生物やその生息地を脅かす存在として「世界の侵略的外来種ワースト100」に数えられている。 このカニは欲旺盛で、野生に放たれると生態系や漁業に打撃を与えるほか、川岸のやわらかい泥を掘って浸を加速させたりもする

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    okemos 2020/05/28
  • 大量絶滅後の100万年を示す貴重な化石を発見

    岩石を割って発見された、6600万年前の大量絶滅を生き延びた脊椎動物の頭骨。見えているのは、古生物学者タイラー・ライソン氏の手。(PHOTOGRAPH BY HHMI TANGELED BANK STUDIOS) 恐竜の時代を終わらせた大量絶滅の直後、生命はどのように復活したのか。その概略が、米コロラド州で見つかった数百もの化石から明らかになり、10月24日付けの学術誌「サイエンス」に論文が発表された。 発掘された化石は、保存状態の良い少なくとも16種の哺乳類のほか、カメ、ワニ、植物など。大量絶滅から100万年後までに生息していたと見られる。 6600万年前、小惑星が地球に衝突し、地球上の生命は大打撃を受けた。衝突の余波で、ほとんどの恐竜をはじめ、全生物種のおよそ4分の3が絶滅したとされる。ただし、大量絶滅のすぐ後の時期については化石がほとんど見つかっておらず、多くの古生物学者がフラストレ

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    okemos 2019/10/28
  • 不気味でずるい?ハイエナの6つの誤解を解く

    科学の誤解大全 答えはひとつではない 当たり前だと思ってきた科学の常識を覆す。宇宙、物理、科学、人体などのジャンルで約40個の“事実”の間違いを解説する。〔全国学校図書館協議会選定図書〕 定価:1,430円(税込) amazon 楽天ブックス

    不気味でずるい?ハイエナの6つの誤解を解く
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    okemos 2019/08/11
    『ハイエナは有能なハンターで、ハイエナがライオンの獲物を横取りするよりも、ライオンがハイエナの獲物を横取りすることの方が多い』 にも関わらずディズニーみたいなとこがライオンの虚像を宣伝するからな。
  • 恐竜時代、植物食のワニは珍しくなかった、研究

    絶滅したワニ「パカスクス」の想像図。歯の化石の分析により、植物だったことが明らかになった。(ILLUSTRATION BY JORGE GONZALEZ) 絵でも漫画でも、ワニの口にはいかにも肉らしいギザギザの歯が並んでいることが多いが、実際はもう少し違うタイプの歯があると、米ユタ大学の古生物学者キーガン・メルストローム氏は言う。 「それでも、絶滅したクロコダイル型類(Crocodyliform)の歯の多様性にはとうてい及びません」と彼は言う。クロコダイル型類は、現代のワニ(アリゲーターやガビアルを含む)や絶滅種を含むワニ類の大きなグループ。「そのなかには非常に変わった歯を持つものもいました」 このほど、絶滅したワニの仲間16種の歯の化石146を分析したところ、驚くべき事実が明らかになった。太古のワニは、その進化の歴史の中で少なくとも3回、植物(草)になっていたのだ。 6月27

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    okemos 2019/07/02
  • サンゴ礁の豊かさ、鍵は「虫タイプ」の魚だった

    サンゴ礁の小さなギンポの仲間。サンゴ礁には体長5センチに満たない小魚が2800種以上生息している。その大半は、大きさも色鮮やかさもゼリービーンズのようだ。(PHOTOGRAPH BY STEVE DE NEEF, NAT GEO IMAGE COLLECTION) サンゴ礁について、古くから指摘されている謎がある。ごく限られた場所にしかなく、しかも、熱帯の海水は栄養分が乏しいのに、魚類全体の3分の1にも及ぶ魚種がサンゴ礁に暮らしている。その魚をべている人間は数百万人に上る。いわば熱帯の海のオアシスであるサンゴ礁は、なぜこれほど豊かでいられるのだろうか。(参考記事:「動物大図鑑 サンゴ」) チャールズ・ダーウィンが最初にこのパラドックスに気づいて以来、科学者たちは答えを求めて奮闘してきた。そしてこのたび、カナダ、フランス、オーストラリア、米国の海洋科学者たちは、謎を解く新たなカギを見つけた

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    okemos 2019/05/28
    縁の下の力持ちって事か。
  • 驚き!電子顕微鏡で見た昆虫、寄生虫 写真18点

    電子顕微鏡で大きく拡大してみると、昆虫、寄生虫、バクテリアなどのの気味悪さは薄らぎ、それぞれの個性が浮かび上がってくる。「隠された世界(Hidden World)」と名付けられたノルウェー写真家のシリーズ作品集。

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    okemos 2019/02/25
    最初の写真が日野日出志の漫画のキャラみたい。
  • 海水飲めないウミヘビ、水分補給の謎の一端を解明

    コスタリカ、ドゥルセ湾の入口付近の海面で休むセグロウミヘビ。(Photograph by Brooke Bessesen) 多くのセグロウミヘビは、一生を海の中で過ごす。めったに陸には上がらない。上陸したとしても、船を漕ぐパドルのようになった尾と、縦に平たくなった体のせいで這うことが難しく、陸では脆弱だ。猛毒を持つ彼らは、広く世界中の海に生息し、海流に乗りながら水面近くの魚を捕する。(参考記事:「セグロウミヘビ、「漂流」で太平洋を横断か」) 他の爬虫類と同じように、セグロウミヘビも生きるために水を飲まねばならない。しかし、常に海水に囲まれた状態で、一体どうやって喉を潤すのだろうか? 2月7日付けの学術誌「PLOS ONE」に、その謎の一端を解き明かした研究が発表された。(参考記事:「“2つの頭”を持つウミヘビ」) セグロウミヘビはかつて、周囲の海水をそのまま飲むのだと思われていた。「教科

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    okemos 2019/02/20
  • ネアンデルタール人の暮らし、なんと週単位で判明 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    今回の研究で分析対象となった歯と同じように、写真のネアンデルタール人の歯にも、持ち主の生活や癖が刻み込まれている。(PHOTOGRAPH BY IRA BLOCK) ターニャ・スミス氏は、まるでを読むように歯を読む。 歯を構成する各層には、べものから病気まで、さまざまな情報が刻まれている。オーストラリア、グリフィス大学の自然人類学者であるスミス氏は、15年以上をかけて歯の化学的性質と物理的構造を調べてきた。しかし、環境が変化したときに、それらがどうなるのかについては、長いこと取り組んでこなかった。 「人類の起源を研究している人々は、かなり前から、気候変動や気象が不安定になった期間が人類の進化に重要な役割を果たしていると考えています」とスミス氏は言う。しかし、氷床コアや花粉の記録など、当時の気候を知る手立てからは、個体にどんな影響があったかを検討するほど短期間の変動はわからない。 今、そ

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    okemos 2018/11/03
  • 欧州で珍重されたセイウチ牙、意外な産地が判明

    セイウチの上顎の骨と牙。最新の研究では、これらのDNAを解析し、中世ヨーロッパで珍重されていたセイウチの牙の出どころを特定した。(PHOTOGRAPH COURTESY OF MUSÉES DU MANS.) 今から1000年前、ノース人と呼ばれる北欧の人々は、氷に閉ざされた辺境の地グリーンランドまで足を延ばし、定住していた。当然ながら、楽に生活できる環境ではない。彼らはなぜそこにとどまり、どのように生き延びたのだろう? 考古学者を長らく悩ませてきたこの謎に、一つの答えが示された。 農業と漁業で生計を立てていたノース人には、もう一つ、重要な収入源があったというのだ。彼らはヨーロッパ市場を相手に貴重なセイウチの牙を取引していたらしいとする論文が、2018年8月8日付け学術誌「英国王立協会紀要B」に発表された。 教会の装飾やチェスの駒に セイウチの牙は中世初期のヨーロッパで、北方のエキゾチック

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    okemos 2018/08/11
  • 奇跡のサメ写真撮影秘話、数々の偽写真のネタにも

    物かどうか疑われ、のちに実際に数々の偽写真に使われるようになるホホジロザメの写真。撮影者のトム・ペシャック氏いわく、「研究者がサメを追うのではなく、サメに追われる研究者」(PHOTOGRAPH BY THOMAS P. PESCHAK) 2017年、米テキサス州を襲った大型ハリケーン・ハービーにより、浸水したヒューストンの町をサメが泳いでいる写真がツイッターに投稿され、瞬く間に拡散された。同じ頃、ナショナル ジオグラフィックの写真家トマス・ペシャック氏のもとに、「また例のやつだよ」と書かれた1通のメールが届いていた。(参考記事:「大型ハリケーン「ハービー」被害の記録 写真29点」) そのホホジロザメのことを、ペシャック氏はよく覚えていた。15年前に、南アフリカで明るい黄色のカヤックに乗っていた科学者のトレイ・スノー氏の後をつけていたサメだったのだ。ペシャック氏が撮影したこの写真のサメを、

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    okemos 2018/07/20
  • 卵生から胎生へ進化中のトカゲ

    体内に胎児を宿したイエローベリー・スリートード・スキンク(学名:Saiphos equalis)。体の中央部に球状の胚がうっすらと透けて見える。 Photograph courtesy Rebecca A. Pyles オーストラリアに住むあるトカゲは、卵を産む卵生から子どもの状態で出産する胎生へ移行しつつある。この現在進行中の“進化”の様子をとらえた研究が発表された。 オーストラリア、ニューサウスウェールズ州の海岸沿いの温暖な低地に生息するトカゲのイエローベリー・スリートード・スキンクは産卵によって繁殖する。しかし、同じ種でも州内の寒冷な山岳地域に生息する個体は、ほとんどが卵ではなく子どもを生む。 このトカゲの他に卵生と胎生の両方の繁殖形態をとる現存種の爬虫類は、スキンク科のトカゲ1種とヨーロッパに生息する別のトカゲ2種のみである。 これまでの進化の過程では100近い系統のトカゲが、他の

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    okemos 2018/07/14
  • 古代の蛮族ゲルマン軍、数倍規模か、定説覆す発見

    4人のゲルマン人戦士の骨盤骨が、木の枝に串刺しになった状態で発見された。今のデンマークのアルケン・エンゲで行われた、戦闘後の儀式の一環と見られる。(ANIMATION: PETER JENSEN, ARCHAEOLOGICAL IT, AARHUS UNIVERSITY AND MOESGAARD MUSEUM.) デンマークの広い湿地帯で発見された2000年前の人骨から、北欧における「蛮族」ゲルマン人の戦闘に関する定説を覆す事実が浮かび上がってきた。5月21日付けの「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表されたこの論文ではまた、ゲルマン人が自分たちの戦闘を記念するために儀式を行っていたという独自の解釈が披露されている。 調査チームは何を発見したのか デンマーク、ユトランド半島のモスー湖畔の広大な湿地にあるアルケン・エンゲ遺跡から、少なくとも82人分の骨に相当する計2095個の人骨およ

    古代の蛮族ゲルマン軍、数倍規模か、定説覆す発見
    okemos
    okemos 2018/05/24
    id:sharia ローマ人とのではなく、蛮族同士での戦いと考えられているそうですよ。