米首都ワシントンの連邦議会で開かれたマークアップ(法案を仕上げる会合)に出席した下院司法委員会のジェリー・ナドラー委員長(2020年6月17日撮影、資料写真)。(c)KEVIN DIETSCH / POOL / AFP 【4月10日 AFP】米下院司法委員会は9日、奴隷にされた人々の子孫に対する賠償金の支払いなどを検討する委員会を設置する法案について14日に会合を開くと明らかにした。近年注目を集めている黒人差別の問題に関する法案が、採決にかけられる可能性が出てきた。 法案は、1619年から現在までの米国における奴隷制と差別に対処し、金銭的な賠償を含む救済措置も提案する内容。最初に提出されたのは30年以上前だが、これまでは進展がなかった。 ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は、制度的な人種差別をなくす必要があると繰り返し訴えており、ホワイトハウス(White House)も検討委員