はじめに 上司にとっては自走出来る方はとても重宝します。何故なら、教育コストを掛けずとも自分で業務上すべきことを貪欲に吸収し、明確な命令を与えられずとも自分で考え、必要な時に質問をし、相手の意図を汲み取り十分な品質で達成してくれるからです。自分が上司であれば喉から手が出るほど欲しい人材ではありますが、自分の肌感と同じく知り合いのエンジニアの方から話を伺うと、その数はやはりあまり多くないらしいです。しかし自分は、自走出来る人材の数が少ないのは自走の仕方を単純に知らないからであるのだと考えています。実際、以前電力システムの保守運用をするプロジェクトのエンジニアリングのリーダーをしていた時、エンジニアとしての自走の仕方をプロジェクトに関わる開発者15人に対し教え、1ヶ月ほどでほぼ全員自走出来るようになり、それ以降リーダーとしてはほぼ何もすることがなくなりました。全員もともと素質ある方々だったとい