前回はJavaを例にして、JUnitを用いたテストコードを書くことで単体テストの実行を自動化しました。今回はもう少し踏み込んで、テストコードの実装まで自動化してみましょう。 ホワイトボックステストによるテストコードの自動生成 テストコード自動生成の有名なツールに米Agitar TechnologiesのAgitarOneがあります。ソースコードを解析し、カバレッジが100%となるようなテストコード(テストケース)を自動で生成するツールです。つまりこのツールは、ホワイトボックステストの観点でテストケースを抽出し、テストコードを生成します。ホワイトボックステストとは、ソースコードなどのテスト対象の構造に着目してテストケースを作成する手法で、主に単体テストで用いられます。 このツールでは、ソースコードの中のif文やfor文の分岐を読み、コードカバレッジを充足させるようなテストケースを自動で抽出し