大阪市立桜宮(さくらのみや)高校の体罰問題で、橋下徹市長が求めていた同高運動部の顧問教員約50人の総入れ替えについて、市教委が4月の定期異動での入れ替えを断念したことがわかった。 市教委顧問で前全日本女子バレーボール監督の柳本晶一氏が取り組む同高の改革を巡り、市教委は「全員を入れ替えると、実現が難しくなる」と判断した。26日午後に発表する。 また、更迭した前校長の後任に外部人材の登用を目指していたが、25日、3月末までの暫定としていた市教委の大継章嘉・指導部長の校長兼務を最低1年間、続投させると発表した。外部人材が見つからず、「改革の取り組みを全市に広げるため、指導部長を兼務する大継氏が適任」と方針転換した。