2016年12月15日のブックマーク (1件)

  • 【書評】朝井リョウ「何様」-「何者」を見事に裏返す表題作とその先にあるささやかな希望! - また、本の話をしてる

    何様 posted with ヨメレバ 朝井 リョウ 新潮社 2016年08月31日 楽天ブックスで探す Amazonで探す Kindleで探す 就活生を描いて直木賞を受賞した「何者」、そのアナザーストーリーだ。といっても、この小説集、すごく凝っている。全体は6つの短編からなっているのだが「何者」とのつながり方がそれぞれ違う。高校時代に戻ったり、ちょっと前に戻ったり、「何者」の登場人物がワキ役として登場する未来のストーリーもある。とても手の込んだ構成で朝井リョウの作家としての力量を強く感じる。しかも、これらの物語を通して「何者」の登場人物一人ひとりの人物像がさらに明確になっている。 そして何よりも圧巻なのが最後の一編、表題作の「何様」だ。ここには「何者」の主要人物は登場しない。主人公は新人ながらIT企業の人事部に配属されてしまった克弘。面接の準備などアシスタント的な立場だったが、上司から急

    【書評】朝井リョウ「何様」-「何者」を見事に裏返す表題作とその先にあるささやかな希望! - また、本の話をしてる
    okuu
    okuu 2016/12/15
    「何者」のアナザーストーリー、さすが朝井リョウだなぁ。