アン・ボニー(Anne Bonny、Bonneyとも、1700年 - 1782年4月?)は、18世紀のカリブ海で活動した海賊。アイルランドで私生児として生まれる。ジョン・ラカムの手下の1人である。 海賊の記録が盛んにとられていた海賊の黄金時代に生きていたということもあり、メアリ・リードと共に特に名が知られている[3]。ラカムやメアリと共に捕らわれて死刑判決を受けるが、妊娠を主張して執行されず、その運命ははっきりしていない。 アンはアイルランドのコークで、弁護士ウィリアム・コーマックと妾のメイドとの間に産まれた私生児だった[4]。不義を犯した父親は妻と職を捨て、アンとその母とを連れてアメリカサウスカロライナ州チャールストン近郊にプランテーションを購入して移り住んだ[5][6]。 年頃になった頃、アンは男勝りな女に育った。彼女はかんしゃくを起して家で使っていた女中をナイフで刺した、などという噂