フランチェスコ・ラナ・デ・テルツィ(Francesco Lana de Terzi 、1631年 - 1687年2月22日)はイタリアのカトリック司祭(イエズス会員)・発明家。彼は「空気より軽い航空機」の概念を史上最初に(モンゴルフィエ兄弟以前に)示した。また点字の先駆けとなる発案もしている。イタリア北部のブレシア生まれ。 真空飛行船[編集] 真空飛行船の図 1670年、フランチェスコ・ラナ・デ・テルツィは「草案段階にある幾つかの新発明に関する問題または小論」(Prodomo ovvero saggio di alcune invenzioni nuove premesso all'arte maestra")と題された書物を刊行し、その中で丸木舟のような木製の船体を持つ「空飛ぶ船」について書いている。トリチェリによる真空の発見、それを受けてのオットー・フォン・ゲーリケのマクデブルクの半球