先月末頃、アニメーションの撮影監督をしている方からアニメ業界の現状についてお話を伺ってきました。 クールジャパンだなんだと言われている一方で、アニメーターさんの労働環境が酷いことになっているという話も聞こえてきており、実際の現場はどうなっているのだろうと疑問に思ったのがきっかけで、私から依頼をして時間を取っていただきました。 まずはそうした問題意識を率直にぶつけたところ、返ってきた答えは「待遇が悪いのはアニメーターだけではない」でした。 一本のアニメを作るのにも、放送局、広告代理店、制作会社、スポンサー等様々な企業が関わっていて、そこのパワーバランス的に制作会社は厳しい。制作会社の中にも様々な工程を担当する人たちがいて、その中で報酬を分けているので、アニメーターの待遇だけを改善することは難しい。むしろ、個人事業主のアニメーターさんの中にはかなり稼いでいる方もいる。とのことでした。また、制作