フランスの皇帝ナポレオンが妻に贈った婚約指輪がオークションにかけられ、日本円で1億円余りで落札されました。 この指輪は、ナポレオンが軍の司令官を務めていた1796年、妻のジョゼフィーヌに結婚前に贈ったもので、金の指輪にダイヤとサファイアが飾りつけられています。 今回、ナポレオンの子孫が出品し、フランスのオークション会社によりますと、パリ郊外のフォンテンブローで24日、オークションにかけられ、予想価格を大幅に上回る89万6400ユーロ(日本円にして1億円余り)で落札されました。 当時のナポレオンは、派遣先のイタリアでオーストリアの軍隊を退けるなど国民の間で名声を高めていましたが、経済的には困窮していたと言われており、指輪は比較的地味なものでした。 妻のジョゼフィーヌは浪費家として知られており、オークション会社の担当者は「ジョゼフィーヌはこの指輪にがっかりしたかもしれませんが、当時のナポレオン