イドリースィーによる世界地図。1154年頃に作成されたもので、メッカを中心に南を上、東を左としている。これによりメッカからの方角が分かりやすくなっている。また気候区分を示す線も描かれている。 地図(ちず、英: map[1]マップ、chart[1]チャート)とは、地球表面の一部または全部を縮小あるいは変形し、記号・文字などを用いて表した図。 地図とは、地球表面の一部あるいは全部の状況を、通常は縮小して、記号化し、平面上に表現したものである[1]。 地図は「文化の総合的産物」ともいわれ[2]、「文字よりも古いコミュニケーション手段」と称されることがあるように、表現手法として人類に重宝されてきたものである[3]。 地図の具備すべき条件として、(1) 距離、(2) 面積、(3) 角、(4) 形の正確さと、(5) 明白さ・理解しやすさ等の要素があるとされる[4]。実用の地図は測量の結果を紙上に展開し