CD-ROM ドライブは、パソコンにとって、なくてはならない補助記憶装置です。 かつては、パソコンにソフトウェアをインストールするのに、フロッピーディスクを使っていました。 ソフトウェアによっては 10数枚もあるフロッピーディスクを、順番に、1枚ずつ交換しながら行いましたので、 ずいぶん手間も時間もかかりました。 フロッピーディスクの読み取りエラーも希ではなかったので、インストール作業が進むにつれて、 「どうぞトラブルが起こりませんように…」 と、祈るような気持ちでフロッピーディスクを交換していたのですから、 今から思えば笑い話です。 CD-ROM は記憶容量、信頼性、量産コスト、読取り速度など、 どれをとってもフロッピーディスクより優れていますので、現在では CD-ROM 全盛となりました。 ここでは、CD-ROM ドライブ *1 を分解しながら、その構造 を見ていくことにします。 左の