母より「ところであんた、同性愛者なの?」というLINEが来て、まず思ったことは「ごめん。まじで、ごめん」でした。 とっさに返信したのでちょっと悪ふざけしましたが、本当に心の底から「ごめん」と思いました。 この後「同性愛者であってもそれは個性だから、言ってほしい。親として否定する気持ちはこれっぽっちもない」というくだりが続きます。 きっと勇気が必要だったと思うんです。 65歳、山形の田舎でひっそり暮らす母が、500キロ離れた土地で独りで暮らす息子に同性愛者か否かをきくのって。 僕はいわゆる放任主義といわれる教育方針で育ちました。 子供のころ、親から何度もいわれた教育は「動物や子供を虐待するな、障がい者や外国人を差別するな、人様の娘の腹を無責任に大きくするな、めしは絶対に残さず食え」くらいです。 この教育は徹底していました。 高校の頃、他校の生徒とケンカして何度か警察のお世話になっても放ってお
![母さん、僕は結婚できないんじゃない。しないんだ。 - ハッピーエンドを前提として](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/50dbbf01eaa4dc4e1e91957c8466f92d4dcd988b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fu%2Fui0723%2F20161027%2F20161027125314.jpg)