塾やけいこ事など、各家庭が2008年度の1年間で学校以外の教育にかけた「学校外活動費」が前回06年度の調査に比べて大幅に減っていたことが27日、文部科学省の調査でわかった。高校では私立が1人当たり23.9%(6万2千円)減の約19万8千円、公立は9.8%(1万7千円)減の約15万9千円と、いずれも94年に現在の形の調査が始まって以来、最低に。不況の影響が教育費にも表れた格好だ。 調査は抽出方式で2年に1回実施。今回は約2万3千人から有効回答を得た。 それによると、「学校外活動費」は、私立小と公立中以外の学校種で軒並み減少。公立幼稚園(19.9%減)、公立小学校(11.1%減)でも下げ幅が大きかった。 学校外活動費の中身を、塾や家庭教師、参考書代など勉強関連だけに絞ると、例えば高校では私立が31.4%減の約14万4千円。公立は7.7%減の約12万6千円だった。私立は授業料が高い分、それ