宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)が開発した改良型高性能マイクロ波放射計AMSR-Eは、米国地球観測衛星Aqua(アクア)(平成14年5月4日打上げ)に搭載され、9年を超えて運用してまいりました(設計寿命3年)。平成23年8月末以来、2度にわたって比較的大きなアンテナの回転摩擦の持続的増大が確認されており、JAXAは、継続的な監視を行ってまいりましたが、平成23年10月4日15時58分頃(日本時間)、定常観測に必要な回転速度(毎分40回転)を維持する限界(注1)に達したため、AMSR-Eは観測および回転を自動で停止しました。 JAXAは、今回の状況の解析を継続するとともに、必要な対策を講じていきます。 また、AMSR-Eの後継として、第一期水循環変動観測衛星「しずく」GCOM-W1を打ち上げる予定です。 注1)回転摩擦がある場合、回転速度を維持するためには回転摩擦を相殺するだけの回転さ
Guest commentary from Dirk Notz, MPI Hamburg “Well, it’s not really good timing to write about global warming when the summer feels cold and rainy”, a journalist told me last week. Hence, at least here in Germany, there hasn’t been much reporting about the recent evolution of Arctic sea ice – despite the fact that Arctic sea ice extent in July, for example, was the lowest ever recorded for that mo
1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構 (理事長 加藤康宏)地球環境変動領域・北極海総合研究チームの西野茂人技術研究主任らは、2010年 9 ~ 10月に実施された海洋地球研究船「みらい」の北極航海において、直径 100kmを超える巨大な海洋の渦をアラスカ沖のカナダ海盆で発見し、その詳細な観測を世界で初めて行いました。 観測の結果、1) この渦は北極海では珍しい巨大な渦であり、陸棚起源の栄養分 (アンモニア)に富み、水温が周り (0℃前後)より高い (最高で +7℃にも達する)海水からできていること、2) 栄養分が乏しいカナダ海盆の表層にこのような渦が栄養分を運ぶことで海盆域の生態系に影響を及ぼしていることを世界で初めて観測し、その実態を明らかにしました。 この成果は、米国地球物理学連合発行の学術誌 Geophysical Research Lettersに 8月 26日付けで掲載される予
日本および東アジアに強い寒波をもたらすバレンツ・カラ海上の 大気循環とユーラシア大陸上の寒気蓄積メカニズムの実態解明 ~冬将軍のふるさとを突き止めた!~ 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤 康宏)地球環境変動領域・寒冷圏気候研究チームの堀 正岳 研究員らは、2009/2010年の冬に日本を頻繁に襲った寒波が到来するメカニズムについて解析をおこなった結果、(1)バレンツ海およびカラ海にかけて平年よりも気圧が高い状態(高気圧偏差)が生じることによってユーラシア大陸上に強い寒気が蓄積され、(2)引き続いて大西洋から日本にかけてユーラシア大陸を横断する形で生じるジェット気流の蛇行(低気圧・高気圧の波)ができて蓄積した寒気が日本に移流して寒波をもたらすという2ステップのプロセスが存在することを示しました。 本成果で明らかになったメカニズムは同じく強い寒波によって厳冬となっている20
【重要なお知らせ】このページは過去に公開された情報のアーカイブページです。更新を終了しているため、リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。 最新情報については、新サイト Earth-graphy (earth.jaxa.jp) をご利用ください。
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Research Institute for Value-Added-Information Generation (VAiG) Center for Mathematical Science and Advanced Technology (MAT) Application Laboratory (APL) Information Engineering Program (IEP) Center for Earth Information Science and Technology (CEIST) Global Oceanographic Data Center (GODAC) Institute for Extra-cutting-edge Science and Technology Avant-garde Research (X-star) Super-cutting-edge
Research Institute for Value-Added-Information Generation (VAiG) Center for Mathematical Science and Advanced Technology (MAT) Application Laboratory (APL) Information Engineering Program (IEP) Center for Earth Information Science and Technology (CEIST) Global Oceanographic Data Center (GODAC) Institute for Extra-cutting-edge Science and Technology Avant-garde Research (X-star) Super-cutting-edge
(CNN) 米デラウェア大の研究チームによると、北極圏のデンマーク領グリーンランド北部のペテアマン氷河から5日、面積260平方キロの巨大な「氷の島」が分離し、海上を漂流し始めた。このまま南下すれば、カナダとグリーンランド間のネアズ海峡をふさぐ可能性もあるという。 チームによれば、崩落した氷塊の大きさは米ニューヨーク・マンハッタン島の約4倍で、高さは超高層ビル、エンパイアステートビルほどに達する。氷塊に閉じ込められている水の量はハドソン川の流量にして2年分以上、全米国民が利用する水道水にして120日分にも相当する。北極圏で観測された崩落としては、1962年以来の規模だという。 同チームは北極から約1000キロに位置するネアズ海峡の氷の状況を研究している。今回の崩落は米航空宇宙局(NASA)の人工衛星が最初に観測し、カナダ氷層局の研究者が数時間後に確認した。 デラウェア大の研究者によると、この
地球温暖化に伴い北極海の海氷が解けている。こうした中でドイツの貨物船が昨夏、ベーリング海峡を経由してアジアと欧州を結ぶ「北方航路」の画期的な商業運航に成功した。北極海一帯は石油や希少金属、真水の宝庫。資源開発への思惑だけでなく、軍事的な観点からも、関係国が「北極圏戦略」に知恵を絞り始めたさなかの快挙だった。世界の物流地図は塗り替わるのか、可能性を探った。【ロンドン笠原敏彦、モスクワ大木俊治、ベルリン小谷守彦】 北方航路の貨物船運航に成功したのはドイツの「ベルーガ海運」(本社ブレーメン)。韓国・蔚山から欧州に至った。 ロシア以外の民間商船が北方航路を本格運航したのは極めて異例だ。背景には、温暖化の影響で北極海を覆う氷が後退し、7~9月の間は一般商船でも航海が可能になりつつある環境の変化がある。 ベルーガ海運は今夏、北方航路の一部である欧州-シベリア間で貨物輸送を2度行う予定だ。シュトルベルク
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