世界のスーパーコンピューターの性能ランキング「TOP500」が12日、米国で開催中の国際会議で発表され、前回(6月)2位だった理化学研究所の「京(けい)」は3位に転落した。1位は米オークリッジ国立研究所の「タイタン」、2位は前回1位の米ローレンス・リバモア国立研究所の「セコイア」だった。 京は昨年6月、毎秒8162兆回の計算速度で日本勢として7年ぶりに世界一を達成。昨年11月、同1京510兆回(京は1兆の1万倍)に性能を高め連覇したが、米国勢の激しい追い上げで順位を下げた。 タイタンは同1京7590兆回、セコイアは同1京6325兆回。4位も米国で5位はドイツだった。 京は理研と富士通が共同開発。理研計算科学研究機構(神戸市)に設置され、今年9月に運用を開始した。総事業費は今年度までの7年間で1111億円。