東京電力福島第一原子力発電所では4号機の使用済み燃料プールから取り出された22体の核燃料を入れた最初の輸送用の容器が、21日にも建屋から敷地内の別の保管施設に運び出されます。 福島第一原発4号機の燃料プールに保管されている使用済み燃料1331体を含む合わせて1533体の核燃料の取り出しは今月18日から始まりました。 20日夜までに未使用の新しい燃料22体がプール内の燃料を収めている燃料ラックから燃料取扱機という設備を使ってキャスクと呼ばれる輸送用の容器に移され、建屋からの運び出しを前に除染などの作業が行われました。 警備上の理由で詳しい日程は公表されていませんが、いま建屋内にあるキャスクは21日にも大型クレーンで地上で待機しているトレーラーに下ろされ、100メートルほど離れた共用プールという別の施設に運ばれます。 東京電力は共用プールがある建屋はおととしの東日本大震災のあとも震災と同程度の