アジア大会(韓国・仁川)競泳代表が27日、全日空機で羽田空港に帰国した。競泳会場で韓国メディアのカメラを盗んだため、日本オリンピック委員会(JOC)により日本選手団から追放された、男子平泳ぎの冨田尚弥(25)=チームアリーナ=について、平井伯昌監督(51)らが謝罪した。 「とても残念。えっという感じ。寝耳に水だった」。26日夜に冨田が地元警察に事情聴取された後、選手村の部屋で面会し、深く反省した様子だったという。今大会は24日の100メートル平泳ぎで4位、26日の50メートル平泳ぎは予選落ちしたが「自暴自棄になっているところはなかった」と話した。 日本水泳連盟の鈴木大地会長(47)は10月4日の閉会式まで現地に滞在するため、冨田に対する処分は、それ以降になる見込みだ。