土竜の穴がある畦道には竜胆が咲いていてその脇を石竜子が走っていた。 なんて文章を生成しちゃうほど「竜」という漢字が好きです。カッコイイ。ちなみに、「龍」より「竜」のほうがいい。なんとなく。 というわけで、「竜」という漢字について見切り発車で書いていこうと思いますが、ところで、「土竜」「竜胆」「石竜子」、読めますか? 「竜」の成り立ち 「竜」という字は、中国の架空の生物である龍の甲骨文字が元になっています。 この龍を表す甲骨文字が「龍」となって、それが簡略化されて「竜」となったというのが一般的です。 ちなみにこの左側の文字が「龍」を表す甲骨文字です。右側は金文(きんぶん)と言って甲骨文字よりも後に出てきた文字です。 そうやって考えると、「竜」は「龍」を簡略化した文字ではなく、「竜」と「龍」は別の文字から発展していったんじゃなかろうか、と思いますが、実際そういう説もあるようです。「龍」と「竜」