Chapter 3 通貨の政治性 4 戦争と紙幣・通貨が戦うとき 谷口 智彦(編集委員室主任編集委員) 通貨の政治性について、これまでグルジアやジブチという普段われわれの目に触れない例を材料に見てきた。米国とロシアの見えざる角逐や米国の世界覇権戦略は、これら辺境通貨によくその表現を見出すことがある。 通貨が身にまとう政治性は、戦争状態において最も典型的に表れる。通貨はそれ自体が戦争遂行手段とされ、しばしば砲弾以上の破壊力を秘めた武器に転用される。 歴史はこの点においてエピソードに事欠かない。また時間的・空間的に遠い例を探す必要もない。通貨と通貨が戦った典型例は日本自身の近現代史にあり、朝鮮戦争の過程にある。 それらを跡づけ最も旺盛な業績を残してきたのは多田井喜生(たたい・よしお)という在野の一研究者である。今では姿を消してしまった日本債券信用銀行がまだ日本不動産銀行といった1963年に同行
新羅王朝の末期、豪族の一人、王健が「高麗」王朝を建国しました。918年のことです。 936年には、新羅と後百済を滅ぼし、朝鮮半島を統一しました。 首都は開京(開城)です。 建国当初の人口は210万人でした。 金属活字印刷と青磁はこの国の優れた文化を示しています。 ヨーロッパに「Korea」として紹介された国です。 ● 布 貨(麻布) 朝鮮の貨幣で特色があるのは、布(素材は麻)がそのまま貨幣として機能していたことです。 しかも、19世紀ころまでの1000年以上も絶え間なく使用されていたのです。 米も貨幣の代わり使われることがありましたが、布の方が価値の変動が少なく、また保存に便利でした。 布には政府の決めた基準があり、縦糸5升(1升は縦糸80本)で長さ35尺が1反、2反で1疋(匹)でした。 この頃の奴婢の値段は、成人男子で布100疋以下、成人女子は120疋と定められていまし
一部の自称良心派知識人たちが、一部リフレ派が橋下市長率いる維新の会に近づいていっているのを見て、「化けの皮が剥がれた」「実はリフレ派はネオリベだったんだよ!」などと、全く本質が分かってないことを言っているので、ROM専リフレ派歴10年弱のオレが、なぜリフレ派の多くが一部リフレ派の行動を黙認(もしくは支援)しているのか教えよう。政策は実現しなければ何の価値もないリフレが実現するならさ、学問的に間違ってようが、実現するための手段が悪辣だろうが、そんなものはどうでもいいんだよ。もうデフレが始まってから20年だ。20年前から今にいたるまでの経済成長はほぼゼロだ。にも関わらず、この間、日本銀行がインフレファイターでなくなったことは1回たりともない。いや、別にオレは日銀陰謀論を言いたいわけじゃない。というか、日銀が悪いのか政府が悪いのか学者が悪いのか有権者が悪いのか、誰が悪いのかなんて、もはやどうでも
ユーロ圏再建の試金石は決してギリ シャではなく、最初からスペインだった。そして欧州連合(EU)はこ れに失敗しそうなあらゆる兆候を見せている-。 スペイン政府の新たな財政緊縮策は投資家の信頼を勝ち得ることが できなかった。そして、それはスペインばかりではなくEU全体を脅か す事態だ。欧州各国政府は手遅れにならぬうちに、軌道を修正しなけれ ばならない。 4日に行われたスペイン国債入札は、同国の新予算案に対する市場 から最初の審判だった。それは好意的ではなかった。需要は低調で、利 回りも上昇した。流通市場での10年債利回りは5.7%に達し、ドイツ債 との利回り格差は4ポイントに接近。昨年11月来の水準となった。 スペインの財政計画が問題なのは、引き締めが足りないからではな い。その反対だ。EUに命じられるままにスペインは、同国もEUのい ずれの国も経験したことのないような財政引き締めを約束した
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