家が貧乏全国で、貧困家庭は6、7家族に1家族。子どもも6、7人に1人は貧困だといわれています。それどころかシングルマザーの家庭においては、2人に1人が貧困状態にあります。 しかし、ここで注目すべきは、著者が「貧困家庭に生きる子どもたちが『不幸』だとは思っていない」と断言していること。 お金がなくても家族の仲がよかったりすれば、毎日を楽しく過ごすことはできるわけです。とはいえ貧困家庭の子どもが、お金のある家の子どもとくらべ、損をしているのも事実。 そして、困っている子どもをたくさん見てきたからこそ、著者は「貧困は社会の責任なのに、そのせいで子どもが損をするのはバカげている」といいたいのだそうです。 そこで、ここでは貧困家庭の子どもをサポートする仕組みを紹介しているわけです。(196ページより) 子ども食堂「子ども食堂」という名前を聞いたことがあるかな? 主にNPOがやっていて、町の公民館だと